昨日の毎日新聞の三重県版(伊賀版)に書いてあった記事からの紹介になりますが、竹田京右さん(ミュージシャン。三重の文化びとや名張市観光大使を務める)が日本に在住する海外出身者と話す機会があった際に、出稼ぎ目的の外国の人がこう言ったとのこと。
「日本人は不幸せね」。そこで、なぜかと理由を聞くと
「日本人は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、給料が下がったと言えども、多くの人が暮らしていけるだけの給料をもらっている。仕事もある。それでも不満を吐く。自分の国では明日どう生きるかで精一杯。だから暮らせるという事が何よりもの幸せ」と説明してくれたとのこと。
この話を聞いて、竹田氏は「幸せの思想を論破された気分でした」と書かれていた。
つまり、私たちが普段思っている幸せは現状より上にあるプラスの部分のみ。
仕事があって平和に暮らしているという現状維持は幸せとは考えずに「当たり前」と考えている。
でも、マイナス(失業や戦争)にならずに生きていけているということは竹田氏がおっしゃっているように「奇跡」なのかもしれない。
「不平不満」というマイナスの気持ちを「感謝」というプラスの気持ちに切り変えることで「幸せの幅」がぐっと広まるように思う。