尾上松也×百田夏菜子『すくってごらん』予告編 (YouTubeでご覧ください。共有させてもらっています)
本日、待ち時間を利用して久しぶりに映画を見ました。タイトルの映画です。
さて、映画館へ着くまではこの映画の存在すら知りませんでしたが、百田夏菜子さんが出演されているのと奈良が舞台になっているので見ることにしました。
映画は普通のこれまでの映画と少し変わっています。
どう変わっているかと言われると、ミュージカルのように歌が多いことと、字幕に漫画のような大きな字がたくさん出てくることと金魚すくいとピアノ音楽がかなりの要素を占めていることなどなどです。
映画の主な舞台は漫画では大和郡山市の金魚すくい道場近くのような設定ですが、ロケは橿原市の今井町だったみたいで、とても幻想的です。
物語は、尾上松也さんが演じる主人公の香芝誠が東京から田舎へ銀行員としては左遷されるところから始まります。
そこへ、金魚売りのへんな青年、謎の美女(百田夏菜子さん)との遭遇。
まるで、夢でも見ているかのような内容です。
でも、この物語は、「金魚すくい」と「音楽」を通して恋や人生を語ります。
この映画、赤が基調で映像が綺麗です。百田夏菜子さんと石田ニコルさんがかわいいです。
それに、近く発売予定の主題歌(「赤い幻夜」と言うらしい)が素晴らしい。(なんか聞いたことがあるような出だしですが。)
また、主人公の一徹ぶりが見事です。
ただ、泣かせるような映画ではありません。笑いも少し弱いかな。
でも、損したというような悪い映画では決してありませんので、見てください。
最後に金魚すくいの要領ですが、
「追いかけるのではなく、ポイ(金魚すくいの小さな紙で作ったあみ)に金魚が来るのを(先回りして)待つ」
ということのようです。これは、非常にためになりました。
なお、ポイは破けても根性ですくうことは可能なようです。それが、この映画の良いところかも?
なお、ウィキペディアによると、金魚はフナの突然変異を人為的に選択し、観賞用に交配を重ねた結果生まれたものらしいです。