徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

高村光太郎の「道程」に見る「父の気魄」!

2014-10-03 22:22:10 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、というより、今日の夜中、Eテレの10minutes 文学でこのことを取り上げていた。

『道程』(どうてい)
作者:高村光太郎

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る

ああ 自然よ
父よ

僕を一人立ちさせた広大な父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ

常に父の気魄を僕に充たせよ

この遠い道程のため

この遠い道程のため


学生の頃にかなりの人が読んだことがあるだろうこの詩。
今、読んで見て、非常にコンパクトだが、非常に力強い詩であることに改めて知らされた。

また、「常に父の気迫を僕に充たせよ」という部分に、偉大な父、光雲の影響も感じるとともに、
自分の父のことをかなり意識した。

そう、私の父は農業で生計を立て、私を育ててくれたのだが、いつも、もくもくと働き、
雨の中でも働いてくれていた。

その力強さ、その背中から、「あの力」をどうやって身につければいいのだ!と思ったものだ

そして、私は、遠い道程をかなりの所まで来ることができた。
しかし、息子に、そのような「気魄」を与えてやれていない気がする。

これから、それを見せられるように出来るものだろうか?!!

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