㈱イイダアックス 相談役日記

長野県は南信州の自然豊かな下伊那郡高森町から日々の経験、感じた事、気が付いた事などを日記として発信しています。

エコプロジェクトチーム、11 月会議開催

2012年11月28日 | 日記
昨夜、高森町商工会地球温暖化対策地域協議会、通称「エコプロジェクト」チームの今月の会議を開催致しました。



今回は先ず、小型バイオマスチップストーブ「暖缶くん2号」の製作進行状態の現状を紹介し、今年はじめに披露した1号機からの大きな変更点
及び改良点改造点等の説明、設計図案の紹介、コスト的な概要説明等を行い、更には、1号機を改造改良して試験運転が済んでいる事など紹介しました。



メンバーからは、久しぶりに議題として出てきた暖缶くんの変身ぶりに興味が注がれ、構造的な変貌を遂げよりビジネスモデルを考えられた工夫に共感の声が、
更にはより完成形に近付いている2号機の設計図に驚きの意見と期待の感想が多く出されました。



今回の2号機が1号機と大きく違う点は、燃料を送り込む方法を根本的に大きく変えた点で、燃料の大きさの多少のばらつきでも詰まって居たものをそのままでも持続的に送られるタイプに改良し、
更には燃料のトンネル発生防止機能の充実と、継続的使用にマッチした市場流通している標準部品の利用にこだわった点の改良がメインです。
これらは実際に販売された後のメンテナンスには欠かせない要項で、より早くより安く補修が出来る事に成るもので、特注ばかりで無いメリットと成ります。
今回はビジネスモデルを念頭に設計しており、暖缶くんの基本モデルの完結を目標に掲げております。これを基にオプションで使用される方の要望に合った
機能を追加することでより充実した使い方をしていただける物が作り上げられる事に成るのです。



最後はコスト的な問題何なんですが、今回の資格モデルで目標としている価格により近づけた物が出来そうな所に近付いている様に感じて居ます。
今回の2号機が完成した後は、量産的コストの詰めとある程度の巾の標準的なオプションプランの充実が必要かと思われます。
これらと同時にビジネスモデルに向けた法人化を模作検討もしていかなくては成らなく成り、燃料製造法とそのプラントの概要に規模、
何を何処までビジネスモデルとして採用して行くのか等の検討をしながら共感共同参画してくれるメンバーらを募り資本部分からの練り上げが必要かと。
徐々に実現化に向けた動きが見える様に成って来ているので、メンバーからは熱い意見が交わされて居ます。



今回の2号機が試験運転を終えた来春には、高森町役場の前で試運転を行い、熊谷町長をはじめ役場職員全員に見てもらい実現性の再認識に繋げ
更には、湯ヶ洞、御大の舘に提案して3年もほったらかしにされている化石燃料代替え燃焼プランの再度提案を最終として打診する予定です。
そもそも高森町内でのカーボンニュートラル構想と景気改善策の一環として環境活動にリンクさせようと発案したものだったのですからねぇ~
それでも駄目な町であれば高森町だけは外した展開を進める積もりで、他町村をはじめとした長野県へのアプローチを視野に置いています。

この他、試作機の試験設置農家の選定方法についての現状報告をして第1幕は終了しました。



第2幕として 行ったのは、「我が家わが社のエコ活動の現状」と言うテーマでのフリートーキングをしました。
行きなり指名されたメンバーが、我が家のエコ活動と言っても…何て、答えられない場面が有ったりと、やはり口で言うエコと実際に行う事のギャップを感じました。



話題の中心は数人のメンバーが持ち寄った太陽光発電の実績データーであったり、費用対効果の部分であったり、やはりそれぞれに関心が高いようです。
現実的にエコへの導入には大きなことから始めるのではなく、ちょっとした気になることへの対応をエコの観点から切り込むだけで広がっていく点など
メンバーが実際に取り入れて来たこととか、経過紹介等がされて今後の活動に参考として続けて行こうと締め括られました。