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タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

オヤジの世界観察 タイヤ専門店イマージン!

2022年04月22日 | 日記

ほとんどタイヤ屋オヤジは 時々経営者という視点に立ち返る日が来ます。

明日はどうなるか? 明日になってみればわかりますが

ロシアが始めた軍事侵攻は 

前日までほとんどの人が「そんなことはあり得ない」と思っていたのではないでしょうか。

 

会社経営も 倒産の日が訪れるまで 

ほとんどの関係者が「知らなかった」という立場を取られるはずです。

34年前 お世話になっていた建設会社が不渡りを出して倒産した日は 

私がタイヤショップイマージンを開業する前日6月30日でした。

そして開店の日 店に来られたのは

工事の下請け業者さんで債権の確認に押しかけて来らました。

その時は 散々な門出だと思いましたが

数年後には あの体験のお陰で今があると思うまでになって・・・・・。

 

しみじみと

明日の流れの大切さが身に染みて 

近未来の予測と読みをすることを習慣とするようになりました。

 

自分のこの決断は明日の流れに寄り添ったものか?

もし予測とは違う流れに行くならどうするか?

こうした予測は 子供時代にアマゴ釣りで覚えた感覚に似ています。

あそこにアマゴが定位しているので あの石裏に振り込んで流れに餌を乗せれば食いつくはず。

その予測が当たればアマゴは釣れて 釣れなければ腕が悪いのか それともそこにアマゴは居なかったのか?

ヘボ釣り師は 自分の腕を棚に上げて2~3度振り込んで食いつかなければそこには居ない。

居ないから釣れない。と勝手に思い込んでいました。

 

しかし 或る時 私の後に釣りに入った人が 

私が釣れなかったポイントでアマゴを釣り上げるのを 

目の当たりにすると自分の未熟さが よく判って恥ずかしくなったものです。

 

商売で「売れる」「売れない」は 

自分の未熟さ以外ないと思えるのは 

そのアマゴ釣りから学んだものです。

他のせいにするのは 自分の未熟さを公開することです。

全て自分の未熟さが読みを外すのです。

 

アマゴ釣りの体験は その後の「読み」に活かされてきました。

 

 


 

前置きが長くなりましたが ヒマになって買って読んだこの一冊

 

著者の手島龍一氏は 2001年のアメリカ同時多発テロが発生した時

NHKのニューヨーク支局長として テロのニュースを報道されていて良く覚えていました。

その人が いつしか作家として活躍されているのを知って

複数の小説を発表されていています。

ウクライナの空母が中国に買われ 

今では中国海軍の主力艦としてこの国を脅かす存在となっているそうですが

ウクライナから中国に渡った時点で 将来日本の脅威となると読んだ人はいたのでしょうか?

英国なら007で有名なMI6 

米国ならCIAと呼ばれる組織が世界に網を張って

小さな違和感を放つポイントを探して追跡し 

未来のリスクを少なくする活動をしているそうです。

 

それを著者は「インテリジェンス」という言葉で表現されていますが

小さなタイヤ屋の経営者でも 

未来にリスクにインテリジェンスの目で網を張らなければなりません。

他と全く同じでは生き残れないのです。 

どうやって違いを出すか?

どういう特徴を持つか?

 

創業して生き残れる人は 

「インテリジェンス」で先を読み 検証し改善する能力を身に付けている。

 

この本は そうした視点を再確認させてくれます。

アマゴが釣れなくて そこには居ないと思ったのは「ただ自分がヘボだった」体験が

タイヤ屋を開業して以来 生き残るため発想を磨くことに繋がった。

広く世界を見渡しても 先を読むことの大事さを この本は再確認させてくれました。

 

タイヤ屋のヒマも 役に立つのです!

ありがたいことです。

コメント
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