ロシアが始めた軍事侵攻も早や2か月がたち
世界の社会経済情勢は不透明な状況が深まっています。
疫病・戦争・食糧・エネルギー問題は
世界恐慌化し大混乱をもたらすかもしれません、
軍事侵攻もハルマゲドンをもたらす核の使用が取りざたされて
ニュースは不安を煽り続けています。
経営を預かる立場では 警戒のシグナルが点灯しています。
小さな零細企業ですが 世の中の匂いをかぎ分けて生き延びていかねばなりません、
経済氷河期が近づいていると考えるなら
小動物は被害を受けにくい道を確保する備えをしていかねばなりません。
考えすぎであることを望みます。
そんな中で 下記の情報がもたらされました。
ミシュランタイヤ販売店様 各位
いつも大変お世話になっております。
ミシュランタイヤの〇〇でございます。
表題の件、中国ロックダウンの影響により一部サイズの入荷が遅れております。
添付にてご案内いたしますのでご査収の程お願いいたします。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
ご不明点ございましたらお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。
何卒よろしくお願いいたします。
先週23日(土)に発注し
25日(月)に大阪から発送されたタイヤが
昨日28日になって配達されました。
通常であれば26日(火)には到着すべきでしたので
タイヤメーカーに問い合わせると発送済みです、ということは運送業者さんで荷詰まりしているようです。
そこで昨日になって配達されたのでドライバーさんに尋ねてみると
「通常の4倍近い荷物があって溢れかえっている」そうです。
ゴールデンウィーク販売用にタイヤだけでなく荷物が殺到しているようです。
近年 ネット販売が増えて配送業者にそのしわ寄せが行っているのと
配送業者さんもドライバーさんの確保がままならず配送予定のズレが生じているようです。
私たちも タイヤの注文をいただいて納期をお答えする時は
少し余裕を持ってお答えしなければなりません。
年初からヨーロッパ製の大口径タイヤに納期遅れが発生しだして
正規輸入・並行輸入ともに品薄感が出て
3月4月の繁忙期に 一部のお客様に納期遅れでご迷惑をおかけしました。
ミシュラン社からのメールにもあるように
「中国製が上海のロックダウンで影響が出ている。」
このアナウンスでビックリしました、
いつの間にか大口径サイズも中国で製造しているようです、
これまでは大口径はヨーロッパー制だと思い込んでいましたが・・・・・。
ミシュラン社のトップモデルも最早メイド・イン・チャイナの時代です、
そういえばテスラ車は 中国で製造が始まっています、
ホンダも中国でEV車を製造しそこから世界に輸出するとアナウンスしたことをからも
世界のタイヤメーカーも中国で廉価品を製造するのでなく
高付加価値タイヤ製造へシフト行くのは必然の流れです。
戦争で疲弊するヨーロッパーを尻目に
漁夫の利を得る中国は これからもっと大国化してアメリカと覇権を争うようになる流れです。
日本国の立ち回りは難しくなってきます。
タイヤも高性能品は日本で製造し
廉価品は中国で製造する今の流れは終わって
高性能品は中国で製造し 廉価品はベトナムとミャンマーという時代は
すぐそこに来ているかもしれません。
そうなると日本は何を製造するのでしょうか?
いやはや難しい時代になって行くようです。
でも小さなタイヤ屋が受ける影響は 限りなく小さいかもしれません。
何処で製造しようが 小さな小売店は仕入れて販売するだけですから
有利な条件で仕入れることが出来るところと仲良くさせてもらい
最終ユーザー様のご要望に寄り添っていくだけです。
「タイヤの専門家であるお前たちがそういうならそれで良い」
お客様はタイヤ専門店を通じて
タイヤを買って取り付けてもらう時代は まだ変わる様相を出してはいません。
経済氷河期が来ても小さなタイヤ専門店は
小ささとアナログさ、すばしっこさなどの野性味を生かして生き延びましょう。
冬の間 死んだふりをしてた小さなシダ玉が そっと新しい葉を開きました。
小さなタイヤ専門店イマージンは
繁忙期が終わってしばらく死んだふりします。
今日からゴールデンウィークですが 雨の降りもあって数台です!
少し前までの繁忙が嘘のようです。