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タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「己」を知れば? タイヤ専門店イマージン!

2022年06月13日 | タイヤビジネス

戦国武将の武田信玄公が掲げた「風林火山」は

中国の孫子の一説からとったのは有名な話です。

その意味は    (ネットから抜き取り)

戦いにおける四つの心構えを述べた語。

風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、

火のような激しい勢いで侵略したり、

山のようにどっしりと構えて動かない意。

転じて、物事の対処の仕方にもいう。

時機や情勢などに応じた動き方。

▽「其の疾はやきこと風の如ごとく、

  其の徐しずかなること林の如く、

  侵掠しんりゃくすること火の如く、

  動かざること山の如し」の略。

戦国時代の武将、武田信玄たけだしんげんが旗に大書し、旗印に用いたことで有名。


 

「孫子の兵法」として有名で 極意は戦わずして勝こととされている。

「敵を知り己を知らば百戦危うからず」

相手を知って自分たちを知ってこそ長く生き延びれるよ。ってことですかね。

相手とは もちろん敵ではありません、競合他社の動向であったり お客様の意向であると考えましょう。

ですから まず着手するのは自分たちの分析にあると考えても差し支えないでしょう。

 

タイヤ閑散期を利用して

当店が行っているタイヤビジネスを分析しているのですが・・・・・。

分析と言っても収集したデータを見直すことから 何を感じるかという直感的な手法です。

一例をあげ レジ回数というデータを公開すると

今期2021年7月~202年6月まで第31期

 7月 127回

 8月  84回

 9月 113回

10月 215回

11月 570回

12月 680回

 1月  93回

 2月  96回

 3月 507回

 4月 317回

 5月 159回

 6月  90回(予想)

年間合計 3051回  

 

これがどういう変化を起こしているのか 増加しているのか減少しているのか?

スモールタイヤ商売の過去から現状を把握して未来を感じる捉え方です。

レジ回数が増えている?減っている?

売り上げに至っては レジ回数×単価(お客様の支払い額平均)となります。

レジ回数は増えても単価が下がっていれば 売り上げも下がっていきます。

またレジ回数が減っても単価が上がれば 売り上げも上がっていきます。

基本中の基本ですが レジ回数は来店客数を正確に表していません。

何故なら お客様から注文内金を頂戴して 

取り付けご精算と言うケースも多数含まれているからです。

そうした細かいことはちょっと脇に置いて 感じてみましょう。

考えるのではなく感じ取る力を発揮する場面です。

 

ともあれ自分たちを自己分析してみましょう。

小さな店に3000人も来てくださっているのはありがたいことですね。

実営業日年間365-75(休業)=290 

1日平均3051÷290=10.5

えぇ1日に10人も来店してくださっているのか! と 喜んではいけませんね。

月ごとの格差が凄いんです。

 

例えば

一番レジ回数が多いのは12月680回

一番少ないのが8月の84回

良く商売ではニッパチがヒマと言われますが そういうようになっています。

少ない月と多い月の格差8倍です!

 

これをざっくり表現すると 

繁忙期は短く閑散期が長い商売であることが分かります。

数字だけを見て判断すれば平準化するにはどうする?なんて話になると

全く話になりません、平準化など出来るわけはありません。

何故かと言えば 「タイヤの特性としてお客様が購入される時期が決まってる」と捉えるわけで

特にスタッドレスタイヤの需要期は11月12月の短期集中なんです。

もちろん注文は9月から始まり

レジ回数は10月も結構な数字を計上していますが 

それはほとんど予約金のレジ打ちであり 取り付け時の清算とダブるケースがほとんどなんですね。

なので10月のレジ回数は見せかけの繁忙なんです。

 

そうしたうえで風林火山に1年を当てはめると

風の如く  10月5月         スタッドレスの予約と春需の後始末

林の如く  1月2月          スタッドレス商戦から春需への切り替え期

火の如く  11月12月3月4月    冬需春需の最盛期

山の如く  6月7月8月9月      骨休めの閑散期

 

繁忙期は

冬と春の需要期4か月でとにかく売って売って取り付けまくる。

閑散期は 

冬から春への切り替え時の1月2月は 林の如く静かに切り替え

需要期の始まりの10月と終わりの5月は 風のようにササッと切り替えて

6月~10月までは山の如く動かない。

このような1年の風景を描きます。

すると閑であっても焦らず 

 

忙しくても熱くなり過ぎずイライラせず

健康的に過ごせます。

 

タイヤ専門であるので 

タイヤの年間の動きこそお客様の心理の動きです。

レジ回数のデータは現場の動きとシンクロさせてこそ分析が生きてきます。

数字だけを見ての分析は間違った結果を生みやすいので注意が必要です。

 

お陰様でタイヤ専門店イマージンは

今期過去10年で最高レベルまで売り上げを戻してきました。

 

何故か? 私が思うに

他店様が デジタル重視に舵を切ってアナログの感覚が薄れて行く中で

不器用な昔ながらのアナログ商売に 

シンパシーを感じるお客様が戻ってくださってると思います。

他店様が先進性を追い求める中で 

融通が利かなくなって一部のお客様の支持を失っている。

何もしない昔ながらのタイヤ専門店イマージンが

他店様のヘタ打ちの受け皿となっている、 

いわばシーラカンス商売が有利なポジションなんでしょうね。

ここに来て10年前に売り上げまで戻している理由他には見当たりません。

 

スタッフが老齢化したことが有利になっているのです。

とりあえず喜ばしいことです。

10年前平均年齢が45歳 今が55歳 10年後が65歳

老齢化に流される中で 業績が回復する奇跡が起こりましたが

これがロウソク🕯最後の輝きなのか?

それともしぶとさを発揮して益々輝いていくのか?

流れに身を任せましょう!

 

ありがたいことです。

 

コメント
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