このところ円安が進んで
輸入品の価格が上昇しています。
その原因や影響について悲観的・否定的な報道がなされて
参議員選挙も絡んで インフレ対策・給料アップの政策・消費税の減税などの
政策を公約する政党が 大きな声を振り上げています。
しかしながら円安で良い影響を出している輸出メーカーさんは
だんまりを決め込んでいる気配がします。
私たちのタイヤ業界は
国内販売において製品値上げや原料高・資源確保などで
供給が滞るのではないかと言った 負の面が強調されていますが、
タイヤメーカーさんの本音には
「輸出した方が儲けは多い(これは内緒)
国内販売には負の面を強調した方が都合が良い。」といった
資本主義的な判断があるように感じます。
タイヤが供給不安があるなら
値段を高値に維持しやすいわけです。
それを露骨にやれば独占禁止法に触れるような事案として
SNSなどで叩かれまくられる時代です。
静かにしている方がメーカーさんは都合が良いのです。
「円安が輸出メーカーさんに都合が良いのは タイヤメーカーの株価上昇に顕われいますやん!」
と 私の耳元にそっと囁いたのは タイヤ並行輸入業者のK氏です。
業界の裏話に精通されていて 貴重な意見を教えてくださいます。
表あれば裏もあり、タイヤメーカーの担当者の話だけに偏ると危険です。
正面もあれば裏もあるのが実態ですので
仕入れは 表も裏も情報を取るのが生き残りの知恵ですね。
ウクライナ侵攻で
経済制裁を受けているロシヤは
経済が悲鳴を上げているとい報道もあれば
原油や天然ガスの価格が高く ちゃんと買っている国も多いので
そんなに深酷な影響は出ていない。
全く正反対の見方がニュースで流れています。
思い込みを排除して
表裏両面の情報の収集が欠かせません。
確かに輸入タイヤの供給に不安が出ていますが
正規代理店には無くて 並行業者K氏の会社にはある。
またその逆も当然あります。
情報網は大事です!
昨日の夕方 くっきりした虹が二重に出ていました!
雨のうっとうしさに不貞腐れていると 素晴らしい虹に出会えました。
じっと静観すること 円安が一転円高に切り替わる可能性もあるのです。
どちらに転んでも良いように!
雨の日もあれば 晴れの日もある。
悲観する時もあれば また楽観できる時も来る。
柔軟な心を持って生きましょう。
供給力と総需要の差を
GDPギャップと呼ぶそうですが
この国では20兆円の供給力過多な状態なので
インフレ率は他国に比べて低いので 日銀の低金利政策は変わりません。
なのでインフレ対策に金利を上昇させたアメリカドルが買われて円が安くなっている。
為替の問題は複雑怪奇だそうです。
経済問題もまた複雑です、
タイヤメイカーは円安恩恵者の顔と(輸出重視)
原材料価格高騰の被害者の顔(国内対策)を持った ヤマタノオロチです。
この時代 メーカーさんは被害者の顔が都合が良いのです。
世の中は複雑ですね。