タイヤの小売り業界ににも
ちゃんと「タイヤ新報」と言う
業界の動向を
メーカーサイドから小売業まで幅広く報じる新聞があって ずっと購読を続けています。
その中に ここ3年間のチャンネル別構成比の調査結果があって
興味を持って拝見しました。
シェアーを減らしたのは
カー用品量販店(オートバックス・イエローハットさん等)
タイヤメーカー系専門店(タイヤ館・タイヤタウンさん等)
ガソリンスタンド
シェアーを増やしたのは
自動車ディラー
インターネット通販
タイヤ専門店
自動車修理工場
面白いのは
量販店やタイヤメーカー系専門店がシェアーを減らして
個人経営タイプのタイヤ専門店や自動車修理工場がシェアーを増やしている。
なぜ・なぜ・なぜ・なぜ・なぜ なぜを5回繰り返すのがトヨタ流です。
* 働き方改革で量販店やメーカー系タイヤ専門店は スタッフの意欲が低下したのか?
働き方改革は 仕事量を平均化する方向性があって
特に大きな企業はコンプライアンスに敏感で
タイヤ小売りにおける繁忙期に無理しない(長時間労働など)。
よって降雪繁忙を取りこぼしてる。 仮説です。
個人店型は商売人モード メーカー系はサラリーマンモード
この違いは大きい。
意欲の低下で目的意識が薄くなり お客様のニーズに対処できていない。
例えばBS系では自社製品の比較しかなく お客様は他社製品との違いを知りたくても
お答えすることが出来ない。
その点 個人店では扱い品が数社に及び メーカー別に比較できる強みがある。
販売戦略を本部が主導し お客様のニーズを充分取り込めていない。
結論として
個人店型タイヤ専門店は 「弱さを武器にした強者であり」
量販店やメーカー系タイヤ専門店は 「強さ(メーカー資本)に胡坐をかいた弱者なのかも」
ちょっと過激過ぎるかもしれませんが
養殖と天然物の違いといった表現が判りやすかもしれません。
大きな傘に守られた立場と 売れなければ滅亡する必死の立場の違いです。
恵まれた立場では 創意工夫はなかなかできません、
どうやって生き延びるか考え続けるしかない立場とは 真剣さの違いが出ていると思えます。
個人店型タイヤ専門店と自動車修理工場は
コロナ過で必死に考え続けた結果 お客様の共感を集めシェアーを伸ばし
量販店さんや メーカー系タイヤ専門店
ガソリンスタンドはシェアーを落としたのかも知れません。
このように仮説を立てていくと それだけで商売が面白くなります。
弱者の戯言であっても
事実は事実としてシェアーを伸ばしたのですから
ニッチな隙間は タイヤ小売り業界にもあると信じて頑張りましょう!
強者の店から その店のヘタ打ちで流れてこられたお客様を大事にできるのが弱者
決して強者と対抗しようとしているわけではありません。
万能や完璧は無いのですから
ちょどいい塩梅に保てばお客様はタイヤを買う行為で 応援してくださいます。
ありがたいことです。
強者の店が集まっている所の近くにある弱者の店が タイヤ専門店イマージンです。
タイヤを購入される機会には 是非当店も購入候補店に加えてくださいませ!
宜しくお願い申し上げます。