おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

自ら動き出す組織 保育園編⑨ ~大卒と専門卒の給与差~

2018-02-25 07:23:06 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。

このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府 経営革新等認定支援機関(関財金1第492号)です。



実は、星野の会社には大卒と専門卒の初任給に大きな差があった。

しかもその後の昇給においても差がある為に、仕事の良し悪しで給料が決まるシステムではなかったのである。

いわゆる入社時に格差のある年功序列制であった。

星野は本社に移動後にその事に気づき、総務部の課長になぜなのか?と詰め寄った。

当然、星野も評価と給料が直結するべきと考えていたからだ。

若い星野は立場を超えて、役員にまで進言した。

「是正に向けて考えてもらいたい」

星野は言い続けた。

菅野はそういった逆転現象の社員だった。

毎年A評価を受ける菅野は会社にとって必要な存在だった。

星野はその社員と未知なる戦力の新卒の給料が逆転しているのが許せなかったのだ。

菅野のような社員はまだわかりやすかったが、中途社員となるとその給料の設定方法はさらにずさんだった。

同年代で一番評価の高い人材に給料を合わせていたのである。

その事実を知った星野は絶句したものだ。

星野は会社は各自の生活の基盤となるものであって、一緒に働く社員は家族と言っても過言ではないと。

その社員に対して、この仕打ちはあまりにも酷いと思った。

多くの社員には知るところとならなかったが、星野の孤独な戦いは始まったのだ。

上司が取り合ってくれなければ、そのまた上司に進言と提案を繰り返し、役員に向けて改善案を提出する活動を続けた。

今、振り返ると星野は自分の行動の仕方に間違いを感じている。

まず思う事は仲間を増やさなかった事、そして伝え方に大変幼さがあったと思っている。

それらは、自分の教訓となり、今の自分のコンサルティングに大事な要素となっている。

さて、菅野に対して星野は詫びた。

俺の力では変えられなかった事、もしかしたら偽善的に行動していなかったか?自分にも問いかけるように。

菅野は言った。

「星野さんのせいではありませんよ。でも、陰で動いていただいていたんですね。とても大変な部署なのに、しかも直接的には経理業務とは関係ないですよね。自分で仕事を見つけて、改善しようとするなんて、とても僕には出来ませんよ」

星野はただうつむくしか出来なかった。

(続く)




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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 





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また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。

メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。

なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

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