マーケティング研究 他社事例 その233 「最強のマスク」 ~縫製技術をメッシュ加工に~
縫製業のくればぁ(愛知県 豊橋市)が製造する1枚1万円以上のマスク「ピッタリッチ」は人気が高いんです。
その特徴はガーゼの代わりにメッシュ(網目織り)生地を10枚程度重ねていることにあります。
それぞれのメッシュは、ウイルス、花粉、放射性物質などを除去する機能を持ちます。
そのうち1枚は「世界一細かいメッシュ」と同社は胸をはります。
病院などで使われる高機能マスクは「N99」と呼ばれ、0.3マイクロメートル以上の微粒子を99%以上捕集出来るものが一般的なんです。
一方、くればぁのマスクはどうかと言いますとそれよりも小さい0.1マイクロメートル以上の微粒子を99%以上捕集出来ると言います。
インターネットのレビューなどでは、「最強のマスク」と呼ばれています。
このマスクは顔のサイズに合わせてオーダーメード出来、隙間が出来ないように密着するのです。
手洗いで約100回の再利用が可能となり、価格は非常に高いものの、大気中の微粒子状物質「PM2.5」や感染症の対策で注目を集めており、安価なタイプを含めたシリーズで約40万枚以上を売るヒットになっているから驚きです。
最強のマスクが完成した経緯ですが、もともと食品や半導体の工場のクリーンルームで使う作業服を製造していた同社でしたが、バブル崩壊後の景気低迷が長期化する中、円高を背景に日本メーカーの工場の海外シフトが相次ぎ、業績が不安定だったことから、生き残りをかけた起死回生の策だったのです。
くればぁの強みをどう生かすか考えた、中河原社長はメッシュ加工の技術でした。
衣服の縫製と技術が共通することに加え、メッシュ加工を専業とする企業は世界的に少ない事もチャンスを感じました。
マスク以外にけん引するのは、レアメタルのメッシュも含まれます。
航空機エンジンの鳥よけフィルターとして航空機メーカーが採用し、従来のステンレス製よりも耐燃性が高く、耐久年数を4倍に延ばせると言います。
これは商品を作るというよりも、市場を創ることを意識しているという事の裏付けかと思います。
冒頭の高機能マスクも、2002年に中国を訪れた際にひらめいたといいます。
まだ、PM2.5という言葉がほとんど知られていない時期でしたが、大都市の大気汚染はひどく、いずれ対策が求められると考えて、先行して開発したのでした。
台湾や中国でヒアリが流行していることも早い時期に知り、日本上陸前にヒアリに効果のある虫よけシートを開発しています。
同社のもう一つの特徴が、小ロットの注文にも対応ができることです。
くればぁの工場では、従業員一人ひとりが様々なメッシュを加工できる技能を持ち、多品種少量の生産に対応しやすいのです。
数千社と取引することで、次の革新的な製品を生むヒントを探すのと同時に、景気に左右されない経営体質を目指していると言います。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
縫製業のくればぁ(愛知県 豊橋市)が製造する1枚1万円以上のマスク「ピッタリッチ」は人気が高いんです。
その特徴はガーゼの代わりにメッシュ(網目織り)生地を10枚程度重ねていることにあります。
それぞれのメッシュは、ウイルス、花粉、放射性物質などを除去する機能を持ちます。
そのうち1枚は「世界一細かいメッシュ」と同社は胸をはります。
病院などで使われる高機能マスクは「N99」と呼ばれ、0.3マイクロメートル以上の微粒子を99%以上捕集出来るものが一般的なんです。
一方、くればぁのマスクはどうかと言いますとそれよりも小さい0.1マイクロメートル以上の微粒子を99%以上捕集出来ると言います。
インターネットのレビューなどでは、「最強のマスク」と呼ばれています。
このマスクは顔のサイズに合わせてオーダーメード出来、隙間が出来ないように密着するのです。
手洗いで約100回の再利用が可能となり、価格は非常に高いものの、大気中の微粒子状物質「PM2.5」や感染症の対策で注目を集めており、安価なタイプを含めたシリーズで約40万枚以上を売るヒットになっているから驚きです。
最強のマスクが完成した経緯ですが、もともと食品や半導体の工場のクリーンルームで使う作業服を製造していた同社でしたが、バブル崩壊後の景気低迷が長期化する中、円高を背景に日本メーカーの工場の海外シフトが相次ぎ、業績が不安定だったことから、生き残りをかけた起死回生の策だったのです。
くればぁの強みをどう生かすか考えた、中河原社長はメッシュ加工の技術でした。
衣服の縫製と技術が共通することに加え、メッシュ加工を専業とする企業は世界的に少ない事もチャンスを感じました。
マスク以外にけん引するのは、レアメタルのメッシュも含まれます。
航空機エンジンの鳥よけフィルターとして航空機メーカーが採用し、従来のステンレス製よりも耐燃性が高く、耐久年数を4倍に延ばせると言います。
これは商品を作るというよりも、市場を創ることを意識しているという事の裏付けかと思います。
冒頭の高機能マスクも、2002年に中国を訪れた際にひらめいたといいます。
まだ、PM2.5という言葉がほとんど知られていない時期でしたが、大都市の大気汚染はひどく、いずれ対策が求められると考えて、先行して開発したのでした。
台湾や中国でヒアリが流行していることも早い時期に知り、日本上陸前にヒアリに効果のある虫よけシートを開発しています。
同社のもう一つの特徴が、小ロットの注文にも対応ができることです。
くればぁの工場では、従業員一人ひとりが様々なメッシュを加工できる技能を持ち、多品種少量の生産に対応しやすいのです。
数千社と取引することで、次の革新的な製品を生むヒントを探すのと同時に、景気に左右されない経営体質を目指していると言います。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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