先日の読売新聞の夕刊に、大阪の大和川が一級河川水質ワースト3からの脱出へ、と言う記事が載っていました。
奈良・大阪の両府県を流れる大和川の2010年の水質が、過去、最もきれいになり、1972年から公表がはじまった全国一級河川の水質ランキングで初めてワースト1~3位を脱出する見通しである事が国土交通省の調査でわかったと書かれていた。
全国のワーストランキングを見てみると
2000年、1位、大和川(大阪)・2位、綾瀬川(埼玉)・3位、鶴見川(神奈川)
2005年1位、大和川(大阪)・2位、鶴見川(神奈川)・3位、綾瀬川(埼玉)
2009年1位、綾瀬川(埼玉)・2位、中川(埼玉)・3位、大和川(大阪)
となり、2010年にはこのワースト3位から脱出は確実となったとの事です。
大和川の汚れは8割までが家庭の生活排水が原因とされていたのが県と奈良県の地元住民が協議会を作って清掃に取り組み、その結果がでてきているという。
上流域の初瀬川や布留川ではホタルが飛び交っており、下流域の大阪府内ではアユの稚魚や産卯場所が確認されたとの事。
市民団体「大和川ネットワーク」事務局長さんが「流域ぐるみの地道な努力が実を結び始めている」と喜ばれているそうです。
先に書いた広島の中村氏のように、大阪の大和川も市民団体でとりくんでいかなあかんようです。これからも皆さんが汚さないようにネットワークの皆さんといっしょに協力して取り組んでいけば自ずと答は出てくることでしょう。