飛蚊症(ひぶんしょう)と言うのを経験されておられるのは、ある程度の年齢の方々ですが
あまり病気とは思えないので気持ちが悪いなーと思いつつもほったからしにしている内にならなくなったというのが多いようですが・・・
私も何度かなりました、いまでも時々なりますが知らない間に消えている、
なったことがない人のために書きますと、明るいところや白い壁や青空を見つめている時に
目の前に虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見える時がある、
視線を動かしてもなお付いてくるし、瞬きをしても治らないというよりその症状は消えない
これが飛蚊症(ひぶんしょう)といいます。
この飛蚊症が起きても「以前から見える「浮遊物」の形や数に変化がなければ」、あまり気にしなくても良いらしいのです。
これはなぜ起きるのか、ということが書かれていますが、母体内で胎児の眼球がつくられる
途中では、硝子体に血管が通っていますが、眼球が完成するとこの血管はなくなっていく
のが普通です、しかし、生まれた後も血管の名残が硝子体に残存すると、これが濁りと
なって飛蚊症の症状を感じることがあります。
このタイプの飛蚊症は生理的なもので健康な目にもおこる現象ですから症状が進まない限りあまり気にしなくいてよいとのことです。
それでも素人判断はやめて眼科で診察を受けましょう。
この本によるとほとんどは、病気ではないと書いていますが、時には思いがけない
網膜烈孔(もうまくれっこう)・網膜剥離(もうまくはくり)といった目の病気を知らせる
サインの一つと書かれていますので、症状を感じたら早めに眼科で検査を受け医師の指示に従うべきでしょう。