佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

大和川の天然アユ/2

2011-03-22 20:13:34 | 日々の思い

大和川のアユはいつ頃まで大和川をそ上していたのか?

 

文献によれば1937(S12)には王寺町周辺部で、1950(S25)年には亀の瀬上流で海産アユがそ上しているのが確認されています。

 

また、地域の方からは1948年(S23年)頃に、大和橋付近の潮止め堰(大和川3-4キロ付近・S10年建設)で、一面が真っ黒になるほどまでアユが集まり、多数のアユがそ上していたとの情報も寄せられています。

 

高度成長期の1965(S40)年頃からは、海産アユのそ上が急激に減少し1968(S43)年以後、そ上は認められなくなってしまいました。

 

そのアユが大和川に再びそ上しだしたのは、2004(H16)年春に大和川下流域

(河口から約4~5キロ)で採集したアユ3尾と、2005(H17)年春に河内橋(河口

から約1.7キロ)付近で採集した15尾の耳石に含まれる元素を測定した結果、

すべてが子供の時期を海で過ごしてそ上してきた天然のアユであることが分かりました。

 

2004(H16)年以前にもアユが捕獲された事はありますが、識別する確実な方法がなかったために判断ができませんでした。この天然アユのそ上は新聞などでも報道されました。

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大和川の天然アユ/1

2011-03-21 18:39:40 | 日々の思い

大和川の天然アユに関する研究をしていて大阪府内水面漁場管理委員会にも所属されておられます大阪教育大学名誉教授の長田芳和先生の研究会が書いている「天然アユ復活に向けて」と題した資料をいただきました。

 

その中からの一部を多くの皆さんに読んでいただきたく思い、何回かに分けて紹介させていただきます。

 

1、アユについて

 

学名とその仲間とは?

 

アユはキュウリウオ目アユ科アユ属で、魚類では珍しく111種の種類です、そして英名でも「ayu」とよばれます。

 

アユは「日本書記」や「万葉集」といった古い書物にも登場するなど、日本人にとって古くから馴染みの深い魚です。

 

北海道西部以南の日本各地に分布していますが、奄美大島と沖縄島に生息するものは「リュウキュウアユ」と呼ばれる亜種です。日本以外では、朝鮮半島からベトナム国境近くまでの中国大陸沿岸に分布しています。

 

近縁にシラウオ、ワカサギ、シシャモなどの仲間がいます。いずれも背びれと尾びれの間に脂びれがあります。またアユは「香魚」とかかれるほど特徴的な香りがします。

香りは「スイカ」や「キュウリ」に似ていると言われています。

 

琵琶湖にはこのアユの他に、オオアユや、コアユと呼ばれるのもいます。一般に

アユは川で産まれた後に海に下り、冬の間を海で過ごし、再び川に遡上してきますが、これらは、琵琶湖を海の代わりとして利用します。

 

その後、春に琵琶湖に流れ込む川へそ上して他地域のアユのように大きく成長するものを「オオアユ」と、湖内にとどまり大きく成長しないものを「コアユ」と呼んでいます。

 

遺伝的にはアユと異なっている事が分かっていますが、亜種とまでは認められていないために、種類としてはアユという種になります。

 

なお、オオアユやコアユのように、一生を淡水域で過ごすアユを、「陸封型のアユ」と呼びます。

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大阪府内水面漁場管理委員会 

2011-03-20 12:46:13 | 日々の思い

3月16日、大阪府内水面漁場管理委員会が谷町のホテルプリムローズ大阪の2階羽衣東の間にて開催されました。

 

議題

コイヘルペス病まん延防止のための委員会指示について

 

委員会は漁業法の規定によりコイヘルペス病まん延防止の指示をどうするかの事について審議し、昨年に引き続いての発令をすることにした。

 

続いて協議会が行われて、

「大阪湾沿岸域におけるアユ稚魚の出現状況」と題して大阪府水産技術センターの大美博昭氏が現在の状況について話されました。

 

1つの計画として水環境の改善により大和川を100万尾の天然アユがのぼる都市河川にと言う計画でのイベントもあり、大阪湾沿岸域に果たしてアユの稚魚はどうなんだろうかという話。

 

そのアユの産卵が確認された場所として大和川の河内橋付近が上げられていました。大和川生まれのアユは大和川河口域で育ちそして大和川へと遡上する環境が必要と考えられると、新淀川で生まれたアユは新淀川で育ち遡上する。

 

アユの寿命は1年で半生を海で過ごします。このアユの産卵は秋で、ふ化までは10日から数週間(15度C前後で2週間ほど)。ふ化した小アユの大きさは5ミリから7ミリぐらいで大阪湾で育ちます。

 

そして春に海で成長した稚アユは川へのぼります。夏にアユはさらに上流にのぼり成長します。その秋に産卵して生涯を終えます。

 

このアユの遡上の一番の問題は川にある堰堤などで、アユが遡上できない様になってしまっている。それを今、アチコチで国土交通省が改良工事を進めているとの事のようです。

 

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第23回日本釣連盟連絡協議会グレ釣りトーナメント大会

2011-03-19 22:41:35 | 日々の思い

月 日・・・平成23年6月1日~2日

場 所・・・愛媛県宇和島「日振地区」

渡船・・・浜崎渡船

宿泊・・・クアホテル

 

日本釣連盟連絡協議会主催のグレ釣りトーナメント大会は今年第23回目を迎えて久しぶりに四国宇和島の日振地区にて行われます。

 

一時はこの場所でよくおこなわれましたが、費用が高くつくために行われませんでした。本年度は大阪府釣り連盟の担当になり、宮川氏が審査委員長を受け持つ関係からも、彼のホームグランドでもあるこの日振にて行えばうまく割り振りも行くだろうと思います。

 

参加費は25,000円(渡船2回分と宿泊費と2日目の昼食)。ただし交通費は各自の負担にて走っていく事になりますので、エサ代金共で大体4万円から4万5千円ぐらいの予定です。

 

賞金は1位が10万円、2位が5万円、3位が3万円との事。

 

この大会は、大阪、兵庫、和歌山、三重、京都、滋賀の6府県からの選抜の精鋭48名にて行われます。

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勝浦・清丸渡船船長の還暦祝い 

2011-03-18 22:43:49 | 日々の思い

4月9日に予定されていた井筒船長の還暦祝いは、この大地震に多くの人びとが亡くなられ、多くの人も災害に遭われているとの事で、船長が「このように胸が痛むときに自分の祝いをするわけにはいかない」ということで中止と決まりました。また日にちを変えて行いたいと、清丸会の上畑会長が言っております。

 

ただ、10日の釣り大会は行われます。当日、午前3時30分から受付をしてクジにて渡船順を決めて5時に出船します。

 

エサ、仕掛けは自由で、グレの部は2匹長寸、他魚は、マダイ、イシダイ、サンノジ等、1匹の長寸での勝負です。

 

納竿は13時、検寸終了は14時、閉会が15時30分です。大会参加費は5500円で、渡船、弁当、賞品代です。

 

 

<昨日のこと>

 

昨晩は、雪のちらつくなか、京都のマンションの住民説明会が遅くまであり、最終電車にやっと間に合って帰りましたのでブログを書く時間がありませんでした。今日も遅くなりました。見てもらっている方には申し訳ありません。

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