2,3日前の朝刊に、アオブダイを食べて死亡したと云う記事が載っていました。
そしてその翌日には山菜取りの人が、間違って猛毒のあるトリカブトを取って帰って家族で食べて亡くなられたという事が書かれていました。
自然のものの中でも、毒のあるものは多くありますし、(人々の中でもいつまでもグズグズと言ってるひつこい奴もいるのですが・・・・)
一般的に知られている、魚の毒といえば、「フグ」の毒がありますが、山菜のおひたしでの死亡というのはあまり聞いた事が無かったのですが、こわいものです。
この山菜はニリンソウというのに葉っぱが良く似ていて写真でみても間違いそうです
同じような所に生えていて一緒に摘んでしまったのでしょう。
又、アオブダイは長崎県の方が獲られたのを、家族で食べられてそのうちの男性の方がなくなられたという、このアオブダイの毒は「パリトキシン」と言う名前で、この毒をもつサンゴの仲間「スナギンチャク」をエサとして食すために、魚の身や肝臓に毒が蓄積されて、それを食べると筋肉痛やケイレン、呼吸困難がおきるばあいがあるとかかれています。
私が愛用させてもらっている、遊遊「さかな大図鑑」(小西英人編集)にもそれが注意として書かれています、この魚はブダイ科に属していて「ブダイ」は和歌山ではお正月の体のように扱われていますし、仲間の「ヒブダイ」はブダイの中ではもっとも美味しいとも言われています。
釣り人のための本
数年前には「イシガキダイ」の中毒の事も報ぜられていて、磯釣仲間が底物釣りで、釣ったイシガキを食べてその毒にかかったこともありましたが、彼は無事に直ったようでした、でも暫くはイシガキダイも食べる気がしませんでした。
この様な底物の魚とか大きな魚はエサとして食べるものの中に毒のある貝類や毒のある魚も食っているのではないかと思われますがこれだけは分りません、いぜん「バラハタ」に毒があるといわれたのですが、その時は知らずに食べましたがなんとも無かったので、後で聞いてビックリしたのを覚えています、皆さんも気をつけてください。