石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

社会科見学

2020年10月21日 | 農業視察
本日は約90名、多摩市の小学5年生の社会科見学の受け入れをしました。例年はバスを利用して工場見学、しかし工場見学の受け入れも中止で「農業体験」のできる我が家が候補に。この学校は私たちが畑にいると校内放送が聞こえる距離の場所にあり、本日も到着予定時間を15分以上も早く来るほどでした。

先に農業についての質問をいただいていたので質問タイム。さすが5年生、日本の農業に興味を持ち積極的です。
「里芋収穫体験と草むしり体験」と「籾摺り・井戸での野菜洗い・古い道具見学・杉の葉にマッチの火つけ」に分かれての活動。里芋堀りは初めての子も多く、カマとシャベルを使って悪戦苦闘。掘る大変さを実感したようですが、里芋が掘り上げられると苦労しただけ喜んでいました。親芋までしっかりお持ち帰りする子も多かったです。

農家としてこれから心身共に成長する未来の若者に対して伝えたいことは沢山あったのですが、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
お米も30キロの米袋に入った状態で見せ、約60年前が一人当たり120㎏の消費だったものが現在は半分以下になったことも袋の大きさや重さで感じもらいたかった。
「パンとご飯どちらを食べようか悩んだら、コメ農家の事を思い浮かべご飯を食べよう!」とか。落ち葉堆肥のこと・多品目栽培・農薬を使用しないまたは控えた農業をする工夫や苦労。里芋の1株を掘る大変さ。草むしりも。いかがでしたか。

難しい勉強も大事ですが、実体験も大事なことです。危ないカマを使うこと、マッチで火を付ける事、畑の草むしりをすること。「除草剤まいちゃえばいいじゃん!」という声も聞こえましたが現場の草を見て感じた発言です。見て、聞いて、触って、においをかいで、空を見上げて(鷹が飛んでカラスを追いかけていましたね)。色々な経験をしてもらえたと思います。

農水省の発行した3冊の冊子「ニッポン食べものの力見つけ隊」「ジュニア農林水産白書」「和食BOOK」、も配布し自宅で読むようにお土産としました。大変勉強になります、興味のある方はご希望の冊子をお渡ししますので声をかけてください。

大人数の対応は母と私だけでは出来ず、本日も6名お手伝いをお願いいたしました。ご協力ありがとうございました!

※24日のイベントは残り1組です。31日は残り6組です。ご参加お待ちしております。サツマイモ・里芋は秋野菜の定番です!お楽しみください。
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