『晩年様式集 イン・レイト・スタイル』 大江健三郎 (講談社 2013年10月24日 第一刷発行) 〔outside〕
『同上』 〔inside〕
『毛沢東 その詩と人生』 武田泰淳,竹内実 (文藝春秋新社 1965年4月20日 第一刷) 〔outside〕
『同上』 〔inside〕
『沁園春《第一首》 長沙 一九二五年』
独立寒秋 独り寒き秋に立てば
湘江北去 湘江 北に去(なが)る
橘子洲頭 橘子洲(きっししゅう)頭(とう)
看 万山紅遍 看よ 万山(ばんざん)に 紅(もみじ)あまねく
層林尽染 層(かさな)れる林 尽(ことごと)く染(そま)りたり
漫江碧透 みはるかす江(かわ) 碧(あお)く透(すきとお)り
百舸争流 百(おびただ)しき舸(ふね) 流れに争う
鷹撃長空 鷹(たか) 長(はる)けき空を撃ち
魚翔浅底 魚(うお) 浅き底(かわぞこ)を翔ぶ
万類霜天競自由 万類(いきとしいけるもの) 霜(しも)ふりし天に自由を競うかな
悵寥廓 寥廓(りょうかく)たるにむかいて 悵(なげ)き
問 蒼茫大地 問う 蒼茫(そうぼう)たる大地よ
誰主沈浮 誰(たれ)か 沈浮(よのうきしずみ)を主(つかさ)どる
携来百侶曾游 百(おおく)の侶(とも)を携(たずさ)え来(きた)りて 曾(かつ)て游(あそ)びき
憶往昔崢歳月稠 往きし昔を憶(おも)えば 崢(そうこう)たる歳月(としつき)稠(しげくかさな)れり
恰 同学少年 ときもよし 同学の少年
風華正茂 風華(ふうか) 正(いま)を茂(さか)りに
書生意気 書生(まなぶもの)の意気
揮斥方遒 揮斥(ほしいまま)にして方(まさ)に遒(つよ)かりき
指点江山 江山(てんか)を指点(あげつら)い
激揚文字 激(せ)むると揚(ほ)むる文字(もんじ)もて
糞土当年万戸侯 当年(とき)の万戸(ばんこ)の侯(こう)を 糞土(ふんど)とせり
曾記否 曾て記(おぼ)えてありや 否(いな)や
到 中流撃水 中流(かわなか)に到りて 水を撃ち
浪遏飛舟 浪(なみ) 飛ぶがごとき舟を 遏(とど)めしこと
『取り替え子 チェンジリング』 大江健三郎
「“outside over there” 外側のあの向こうへ、」
「over」 (前置詞) ② …を越えて(外へ〔下へ〕);
…の向こう側へ〔に〕,
…を渡って;
〔figurative 比喩的(に)〕…の段階を越えて(past),
…を乗り越えて,
…から回復して.
(副詞)②a 遠く離れて,あちらに(⇒ over there);
「over there」 あそこに;
向こうでは,
あちらでは;
(※)ヨーロッパでは;
《軍事》 戦地では.
『リーダーズ英和辞典 第3版』