そういえば、どなたもお気付きでなかったかも知れませんが、8月2日(月)に天皇杯3回戦の「名古屋-岡山」が行われました。誰も知らない内にしれっと勝っておきたい試合でしたが(笑)
結果を確認しておきます。
▽3回戦
*名古屋市港サッカー場 2,001人
名古屋 1-0 岡山
┌1-0┐
└0-0┘
得点者:
33分 中谷進之介(名)
得点力に難のあるファジとすれば、先制して逃げ切るのが必須でした。前半で失点してしまいゲームプランが崩れて、名古屋の守りを破れませんでした。これまでも接戦を演じながら、J1勢の壁を破れずにはね返されてきた天皇杯。この1点の壁を越えられないのがJ1勢との大きな力の差だと言えます。
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そして、この僅か1点の点差が恐ろしく大きな力の差となってしまうということを痛感させられる試合がオリンピックでもありました。日本が史上初の決勝進出を目指した男子サッカーです。対戦相手は絶対的な優勝候補、“無敵艦隊”のスペインです。勝てる確率は1割以下と予想れる試合をどのようにコントロールするかというのが、日本に課せられた難解な課題でした。
*埼玉スタジアム2002
日本 0-1 スペイン
┌0-0┐
└0-0┘
延 長
┌0-0┐
└0-1┘
得点者:
115分 マルコ・アセンシオ(ス)
耐えて耐えて何とかスコアレスを保っていた延長後半10分、決められたのがアセンシオでしたから、これはもうスペインの強さを見せつけられた失点でした。残り時間5分とアディショナルタイムでしたが、反撃は届きませんでした。「善戦した」とか「惜しかった」とか、どんなに日本に賛辞を送っても高校生の大会ではないのですから、敗者への慰めにはなりません。スペインとの大きな力の差がこの試合の「1点」に凝縮された試合でした。
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この試合のスタッツです。
日本 スペイン
ボール支配率 34% 66%
シ ュ ー ト 13 20
枠内シュート 2 6
パス(成功率) 416(74%) 933(87%)
オフサイド 4 2
F K 21 18
C K 5 11
P K 0 0
流石に華麗なるパスサッカーを見せつけた無敵艦隊でした。ポゼッションで圧倒され、自陣に押し込まれる場面が続きましたが守り続けていました。最後の最後でマークがずれたところをOAのアセンシオに見事に決められました。この隙を見逃さずに決め切れるかどうかが大きな地力の差になるのです。どれだけ善戦しても結果が出なければ何も残らない。U-24とは言えプロなのですからそこは厳しく批判されても仕方ありません。
ここから戦う3位決定戦に如何に勝つか。勝利を掴んで何かを残しましょう。
我々はただ応援するのみです。
よろしくお願いします。
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