豊昇龍は9日目も敗れて3勝6敗に、カド番の2大関は揃って勝って6勝3敗と大関残留に何とか目途が立ち始めました。大関に上がるまではあれほど勢いがあったのになってしまうと途端に減速するというこのところの体たらくは協会としても頭が痛いでしょう。しかし、このことが協会の強化方針の誤りを示しているということに気付いているかどうか? まあ、以前から変わってはいませんが、あの八百長事件以来それだけ真面目に相撲を取っていると考えたらそれも悪くはないのかなと思います。
幕内は、高安と熱海富士の2人が8勝1敗で並んでおり、7勝2敗の剣翔が追っています。成績優秀者の中に三役が全く顔を出してこないことに問題の本質があるように感じます。
十両は五月場所でデビューした新十両の大の里が9戦全勝で単独トップに立っています。8勝1敗に一山本、7勝2敗に美ノ海と天照鵬の2人となりました。デビューしたばかりの大の里が十両でも敵なしというのも少々困ったことだと思いませんか? 知らんけど😜
9日目の三段目取組結果です。
【9日目】
東 | 決まり手 | 西 | ||
寛龍 | ● | 寄り切り | 〇 | 芳東 |
千代北海 | ● | 寄り切り | 〇 | 高馬山 |
千代太陽 | ● | 寄り切り | 〇 | 琴大樹 |
朝虎牙 | ● | 押し倒し | 〇 | 肥後ノ丸 |
寺尾海 | 〇 | 押し出し | ● | 本間 |
千代大和 | ● | 寄り切り | 〇 | 関塚 |
満津田 | ● | 押し出し | 〇 | 魁新丸 |
鋼 | ● | 寄り切り | 〇 | 安強羅 |
須山 | 〇 | 寄り切り | ● | 栃岐岳 |
千代獅子 | 〇 | 寄り切り | ● | 天 |
八女の里 | ● | 寄り切り | 〇 | 西田 |
香富士 | 〇 | 掬い投げ | ● | 魁陽龍 |
朝大洞 | ● | 押し出し | 〇 | 旭大海 |
千代天富 | 〇 | 送り出し | ● | 最上桜 |
美登桜 | ● | 押し出し | 〇 | 金沢 |
阿龍 | ● | 寄り切り | 〇 | 向田 |
美浜海 | 〇 | 叩き込み | ● | 隆の龍 |
北勝岩 | ● | 押し出し | 〇 | 将豊竜 |
龍司 | 〇 | 送り出し | ● | 庄司 |
朝氣龍 | 〇 | 寄り切り | ● | 千代大聖 |
林虎 | 〇 | 押し出し | ● | 豪乃若 |
千代烈士 | 〇 | 引き落とし | ● | 益湊 |
川渕 | 〇 | 叩き込み | ● | 大雷童 |
北勝栄 | 〇 | 寄り切り | ● | 恵比寿丸 |
木瀬の海 | 〇 | 寄り切り | ● | 朝乃丈 |
慶天海 | 〇 | 肩透かし | ● | 朝天舞 |
佐田ノ輝 | ● | 上手投げ | 〇 | 豪ノ湖 |
羅王 | ● | 小手投げ | 〇 | 優力勝 |
出羽ノ城 | ● | 肩透かし | 〇 | 麒麟龍 |
高麗の国 | 〇 | 小手投げ | ● | 常川 |
富士東 | ● | 寄り切り | 〇 | 錦国 |
絢雄 | ● | 押し出し | 〇 | 清田 |
有瀬 | ● | 寄り切り | 〇 | 荒馬 |
朝心誠 | 〇 | 引き落とし | ● | 大雄翔 |
謙信 | 〇 | 押し出し | ● | 時乃平 |
穂嵩 | 〇 | 引き落とし | ● | 柏王丸 |
濱ノ海 | 〇 | 突き落とし | ● | 舞蹴 |
北勝龍 | 〇 | 押し出し | ● | 東照山 |
日向龍 | ● | 小手投げ | 〇 | 北勝就 |
延原 | ● | 反 則 | 〇 | 豊翔 |
頂 | ● | 寄り切り | 〇 | 千代虎 |
聖富士 | ● | 押し出し | 〇 | 北磻磨 |
【10日目の取組】
東 | 西 | |
琴虎 | - | 東輝龍 |
松蘭 | - | 大翔宗 |
松本 | - | 照寶 |
朝乃土佐 | - | 林龍 |
隆嵐 | - | 魁佑馬 |
志摩錦 | - | 栃満 |
朝阪神 | - | 龍成山 |
爆羅騎 | - | 和歌桜 |
寅武蔵 | - | 小林 |
克乃富士 | - | 山藤 |
福津海 | - | 稲葉 |
佐藤 | - | 鶴 |
宮田 | - | 悠錦 |
豪白雲 | - | 周志 |
石井 | - | 永田 |
小力 | - | 榛湊 |
陽孔丸 | - | 大場 |
葵 | - | 旭水野 |
坂井 | - | 西太司 |
隠岐の富士 | - | 美 |
大翔樹 | - | 春山 |
立王尚 | - | 将軍 |
常陸號 | - | 大乗 |
魁郷 | - | 鷹翔 |
家島 | - | 豊翔 |
欧山田 | - | 小城ノ正 |
諒兎馬 | - | 剛士丸 |
隅ノ竜 | - | 清乃海 |
千鵬 | - | 出沼 |
長村 | - | 天惠 |
風栄大 | - | 濱豊 |
土佐清水 | - | 琴佐藤 |
川村 | - | 藤乃若 |
虎徹 | - | 富豊 |
海真 | - | 朝弁慶 |
朝乃若 | - | 大畑 |
琴拓也 | - | 千代大宝 |
村山 | - | 和氣の里 |
新隆山 | - | 琴隆成 |
丹治 | - | 白旺灘 |
納谷 | - | 大喜翔 |
安房乃国 | - | 天風 |
西太司が10日目に対戦するのは、大嶽部屋の坂井です。平成26年3月初土俵の27歳、最高位は三段目8枚目です。西太司とは初顔合わせです。押し相撲を主体としている力士と見受けます。体力では西太司が優位に立っている対戦なので、相手の動きに合わせず大きな相撲で圧倒したいところです。勝ち越しに王手をかけましょう。
終盤に向かっていく時期です。一番の頑張り時ですね。
長年、夢物語、妄想の中の世界だと思っていましたが、いい時代です(笑)
しかし、大関陣・・
威厳?それ、美味しい食べ物?って感じですね、もはや・・
三役陣との対戦は厳しそうですが。
大関に上がるまではあれだけ調子よかったのに・・、という姿が何度も繰り返されます。角界を背負っているという自覚が足りないのだと思わざるを得ません。
強い大関が出てこないと角界の衰退につながりますから、何とかしてほしいものです。
そもそも、入門する人材が不足しているのも否定できませんが。