J2リーグ、今季の残り試合はあと4試合になりました。いよいよ、大詰めですが、昇格争いも残留争いも熾烈を極めています。例年なら、そろそろ自動昇格が決まるチームが出てきたり、降格が決まるチームが出てきたりで、悲喜こもごもの風景が見られてもいい頃です。今季は自動昇格チームも降格チームもまだ1チームも決まっていません。次節、つまり第39節でアルビレックス新潟が勝って、我がファジアーノ岡山が引き分け以下に終わった場合に、新潟の自動昇格が決まります。それほど終盤までもつれているリーグ戦なのですが、はっきり言ってここまでもつれさせたのがファジだということも事実なのです。混戦の原因を作った以上は、ファジが自動昇格して決着をつけないといけないと思うのは、恐らくファジサポだけでしょうね。
それではいつものように今季のレギュレーションから復習します。
J2 試合方式および勝敗の決定
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
◎勝点
勝利:3点、引き分け:1点、敗戦:0点
◎年間順位の決定
リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。
ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
【1】得失点差
【2】総得点数
【3】当該チーム間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)
【4】反則ポイント
【5】抽選
※ 抽選は、昇降格チームの決定等、理事会が必要と判断した場合のみ実施される。
※ 大会日程は現段階での予定のため、変更になる場合があります。
J1・J2の入れ替え
J1における年間順位の下位2クラブがJ2に降格し、J2における年間順位の上位2クラブがJ1に昇格する。
J1における年間順位16位のJ1クラブとJ2における年間順位3位から6位のJ2クラブが参加するJ1参入プレーオフに優勝したJクラブがJ1に残留または昇格する。
J2における年間順位1位から6位のJ2クラブの中でJ1クラブライセンスの交付判定を受けられなかったJ22クラブがあった場合は、次のとおりとする。
・当該J2クラブがJ2における年間順位の上位2クラブとなったとしても、J1に昇格できない
・当該J2クラブは、J1参入プレーオフに参加できない
・J2における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたJ2クラブが1クラブの場合、当該J2クラブがJ1に昇格し、J1における年間順位の最下位(18位)のJ1クラブがJ2に降格する。
また、その場合のJ1参入プレーオフにはJ1における年間順位17位のJ1クラブが参加する
・J2における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたJ2クラブがない場合は、J1における年間順位の下位2クラブとの入れ替えは行わない。また、その場合のJ1参入プレーオフにはJ1における年間順位の最下位(18位)のJ1クラブが参加する
J1参入プレーオフに参加する資格を有する、J1における年間順位16位、17位または18位のJ1クラブがJ1ライセンスの交付判定を受けられなかった場合、当該J1クラブはJ1参入プレーオフには参加できない。
J1参入プレーオフの出場資格を満たさないクラブがあった場合でも、J1リーグ戦年間順位15位以上のクラブが繰り下がってJ1参入プレーオフに出場することはなく、また、J2リーグ戦年間順位7位以下のクラブが繰り上がってJ1参入プレーオフに出場することもない。
その他J1参入プレーオフの詳細については理事会が定める「2022 J1参入プレーオフ試合実施要項」によるものとする。
J2・J3の入れ替え
J2における年間順位の下位2クラブがJ3に降格し、J3における年間順位の上位2クラブがJ2に昇格する。
J3における年間順位の上位2クラブのうち、J1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていないJ3クラブがあった場合は、当該J3クラブはJ2に昇格できない。この場合において、J3における年間順位3位以下のJ3クラブがJ2に昇格することはない。
J3における年間順位の上位2クラブのうち1クラブのみがJ1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていない場合は、J2における年間順位の最下位のJ2クラブのみがJ3に降格する。
J3における年間順位の上位2クラブのいずれもがJ1クラブライセンスもしくはJ2クラブライセンスの交付判定を受けていない場合には、J2・J3間の入れ替えは行わない。
という訳で、昇格・降格のシステムをよく確認したところで、J1参入プレーオフのレギュレーションも再確認します。
【大会】
J1参入プレーオフ
【開催日程】
○1回戦
10月30日(日)
○2回戦
11月6日(日)
○決定戦
11月13日(日)
【大会方式】
<J2参加クラブ数4の場合>
各1試合のトーナメント方式にて、明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位のクラブで1回戦、2回戦を行い(3位vs6位、4位vs5位)、その勝者と明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブが決定戦を行う。
<J2参加クラブ数3以下の場合>
各1試合のトーナメント方式にて、明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位のクラブのうち、出場資格を満たしたクラブで、1回戦、2回戦を行い(J2参加クラブ数3の場合、J2下位2クラブで1回戦を行い、その勝者とJ2上位1クラブで2回戦を行う)、その勝者と明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブが決定戦を行う。
■試合会場1回戦、2回戦ともにJ2リーグ戦上位クラブのホーム、決定戦はJ1クラブのホームで行う。
【試合方式】
<試合方式および勝敗の決定>
●1回戦、2回戦
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、年間順位の優位性を確保するため、J2リーグ戦年間順位が上位のクラブを勝者とする。
●決定戦
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブを勝者とする。
決定戦の勝者は、2023シーズンにJ1リーグに残留または昇格する。
それでは、第38節終了時点での順位です。山形と大宮が1試合未消化がある為、暫定順位になります。
【2022 J2リーグ第38節終了時点 暫定順位】
①アルビレックス新潟
試合数 38 勝点 77
23勝8分7敗
得点 67 失点 32
得失点差 +35
②横浜FC
試合数 38 勝点 74
21勝11分6敗
得点 57 失点 40
得失点差 +17
③ファジアーノ岡山
試合数 38 勝点 69
19勝12分7敗
得点 57 失点 34
得失点差 +23
④ロアッソ熊本
試合数 38 勝点 64
17勝13分8敗
得点 48 失点 39
得失点差 +9
⑤大分トリニータ
試合数 38 勝点 60
15勝15分8敗
得点 56 失点 45
得失点差 +11
⑥ベガルタ仙台
試合数 38 勝点 59
17勝8分13敗
得点 65 失点 53
得失点差 +12
⑦モンテディオ山形
試合数 37 勝点 55
15勝10分12敗
得点 54 失点 38
得失点差 +16
⑧V・ファーレン長崎
試合数 38 勝点 55
15勝10分13敗
得点 45 失点 45
得失点差 ±0
⑨徳島ヴォルティス
試合数 38 勝点 53
10勝23分5敗
得点 40 失点 28
得失点差 +12
⑩ジェフユナイテッド千葉
試合数 38 勝点 52
14勝10分14敗
得点 38 失点 37
得失点差 +1
⑪FC町田ゼルビア
試合数 38 勝点 51
14勝9分15敗
得点 47 失点 42
得失点差 +5
⑫東京ヴェルディ
試合数 38 勝点 49
12勝13分13敗
得点 55 失点 55
得失点差 ±0
⑬水戸ホーリーホック
試合数 38 勝点 47
12勝11分15敗
得点 42 失点 42
得失点差 ±0
⑭レノファ山口FC
試合数 38 勝点 46
12勝10分16敗
得点 46 失点 47
得失点差 -1
⑮ブラウブリッツ秋田
試合数 38 勝点 46
12勝10分16敗
得点 32 失点 44
得失点差 -12
⑯ツエーゲン金沢
試合数 38 勝点 45
11勝12分15敗
得点 49 失点 64
得失点差 -15
⑰ヴァンフォーレ甲府
試合数 38 勝点 42
9勝15分14敗
得点 42 失点 50
得失点差 -8
⑱栃木SC
試合数 38 勝点 42
9勝15分14敗
得点 28 失点 37
得失点差 -9
⑲大宮アルディージャ
試合数 37 勝点 38
9勝11分17敗
得点 41 失点 55
得失点差 -14
⑳ザスパクサツ群馬
試合数 38 勝点 36
9勝9分20敗
得点 28 失点 49
得失点差 -21
㉑いわてグルージャ盛岡
試合数 38 勝点 33
9勝6分23敗
得点 32 失点 69
得失点差 -37
㉒FC琉球
試合数 38 勝点 31
6勝13分19敗
得点 37 失点 61
得失点差 -24
残り4試合となりました。上位3チームの対戦相手を確認します。
第39節 | 第40節 | 第41節 | 第42節 | |
新 潟 | 山 形(A) | 仙 台(H) | 東京V(A) | 町 田(H) |
横浜FC | 琉 球(A) | 大 分(H) | 金 沢(H) | 熊 本(A) |
岡 山 | 金 沢(A) | 甲 府(A) | 秋 田(H) | 東京V(A) |
上位との対戦が残っていないファジが優位という意見は当たってはいません。難しい相手であることに変わりはありません。昇格争い中の5チームと全て当たった9月は4勝1敗で乗り切りました。残り試合の内、アウェーが3試合というのは非常に厳しいとも言えます。勿論、4連勝することだけが逆転自動昇格の必須条件なのは間違いありません。
厳しい相手にも、難しい相手にも必ず勝って、上位2チームにプレッシャーをかけ続けましょう。悔いのない戦いを願っています。
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