湖北省で党幹部ら337人処分…感染拡大への不満、ガス抜きか
北京=田川理恵】新型コロナウイルスの感染が集中している中国湖北省で、武漢市に次いで感染者が多い黄岡市は1日、感染拡大を防げなかった責任で地元の共産党幹部ら337人を処分したと発表した。一度に行う処分として異例の規模だ。感染拡大で多くの市民が当局の対応に不満を募らせており、ガス抜きを図る狙いとみられる。
発表によると、特に指導的な立場にあった6人の幹部も免職になった。処分の理由として「仕事のやり方がしっかりしておらず、防疫に欠陥と弱点を生じさせた」としている。