>まさに、ヒトサライ!
ロシアの正体です!
衝撃的な数字だ。ロシアのウクライナへの侵攻以降、12万人以上の子どもがロシア軍によって強制的に連れ去られたという。ウクライナ最高会議の人権担当者がフェイスブックに投稿した。

人権担当者によると、ロシアが包囲攻撃をつづけるウクライナ南東部マリウポリなどからロシア西部に強制的に連れ去られたという。 ロシア国民20万人が逃げ出した!プーチン大統領を窮追する「人材スカスカ」危機
4/11/2022
一方、ロシア国防省は、ウクライナ側から65万8000人以上が「避難した」と発表し、うち12万人以上が子どもだと説明している。 いずれにしろ、12万人もの子どもがウクライナからロシアに“移動”したのは事実のようだ。いったい、なにが起きているのか。
なにが目的なのか
マリウポリの損壊されたアパート近くの遊び場で過ごす子ども。子どもたちは、同市から新ロシア派支配地域を経由し、ロシア西部に連れ去られた(C)ロイター
筑波大教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。
「12万人の子どもたちは、家族と一緒にロシアの極東に強制移住させられた恐れがあります。さすがにロシア軍も、子どもだけを連れ去ることはないでしょう。世話が大変ですからね。ロシア軍に包囲されたマリウポリは、食料も水もなく、非常に危険な状態です。
ロシア軍は、ウクライナ住民に『安全な場所に避難する』と告げ、いわゆる“封印列車”に乗せて極東まで運んだ可能性があります。封印列車は窓も開かず、いったん乗ると勝手に降りられない列車です。極東地域は貧しく、人口がかつての半分に減っている。ウクライナ住民は、封印列車で極東に連れていかれても、戦火を逃れるための一時的な避難生活だと思うかも知れない。でもロシア側は、家族ごと定住させ、農作業や森林伐採の仕事をやらせるつもりでしょう」
米紙ニューヨーク・タイムズによると、ロシア軍に捕まったウクライナ住民は、携帯電話や所持品を調べられ、パスポートを持たないままロシア国内に移動させられたという