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菅首相はどれくらいの国民が命落とせば東京五輪中止を考えるのか

2022年04月12日 03時00分10秒 | 社会のことなど

長崎県民主医療機関連合会も声明を発表


菅首相はIOCのバッハ会長に相談した方がいい(C)共同通信社

 連日、新聞、テレビが報じているコロナ関連の悲惨なニュース。身近に感染者や医療従事者がいない人にとっては、増え続ける重症者や1万1000人超もの死者の数もピンとこなくなってしまったかもしれない。 

“ぼったくり男爵”バッハ会長が来日固執 狙いは女帝・小池都知事「五輪返上阻止」の画策  

しかし、感染対策の先頭に立つ菅義偉首相も同じではシャレにならない。  14日には、長崎県内の病院や診療所でつくる長崎県民主医療機関連合会が、コロナ禍における医療提供体制を守るため、東京五輪・パラリンピックの中止を求める声明を発表。その前日には、全国の勤務医でつくる労働組合「全国医師ユニオン」も同大会の中止を訴え、国に要請書を提出。代表の植山直人医師は会見で「選手にはつらい話だが」と言いつつ、「感染リスクを顧みずに五輪を開催すれば、地域医療が崩壊しかねない」と訴えた。

  強行開催に突き進む菅首相のコロナ対策は今も後手後手。頼みのワクチン接種も大幅に遅れているのに、組織委員会はアップアップの医療関係者たちに、「五輪のために人を出せ」と尻を叩く。「むちゃくちゃ言うのもいい加減にしてくれ!」と、現場から怒声が上がるのは当然だ。


「IOCバッハ会長と中止について相談するき」


医療従事者たちの心身は限界(C)共同通信社

 厚労省のホームページによれば、国内での新型コロナウイルス感染症の死亡者は、17日現在、1万1508人となっている。コロナ禍で心が病んだり、生活困窮で自殺した人は含まれていない。実際のコロナ関連死者数は1万5000人を超えているのではないか。スポーツ愛好家の菅野宏三氏(ビジネス評論家)があきれ顔でこう語る。 

「16日から緊急事態宣言の対象地域が9都道府県に拡大された。大阪はすでに医療崩壊している。本来なら救える命を救えず、つらい思いをしている看護師たちの心身は限界にきている。菅首相はその現状を本当に知っているのか。知ろうとしているのか。

『国民の命や健康を守り、安全・安心の大会を実現することは可能だ』と言うが、毎日増え続ける死者の数を見れば、すでに国民の命も健康も守っているとはいえません。安全・安心、国民の命を守るという言葉が軽々しく聞こえます」 


 さらに菅野氏は言う。 

「これほどひどい感染状況の中でも、五輪を開催するための条件は一切説明していない。『五輪の中止を決めるのは国際オリンピック委員会(IOC)だけ。開催都市の東京都が中止を言い出せば、損害賠償の問題が出てくる』という話もあるが、これ以上、国民がコロナで命を落とすことを菅首相はどう思っているのか。開幕まで約2カ月しかない。遅きに失したとはいえ、IOCのバッハ会長と中止について相談するべきです。五輪が原因で感染が広がれば、さらなる医療崩壊だけでなく、倒産件数の増加、五輪と国民感情の乖離などを引き起こします」 

菅首相にとって1万人超の死者は「さざ波」程度の数なのか……。


東京五輪ボランティア辞退が相次ぐ


コロナ禍のなか強行で政府や組織委に不信感(C)共同通信社
 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、東京五輪ボランティアの辞退が相次いでいる。 

 競技会場や選手村の運営などをサポートするボランティア「フィールドキャスト」を辞退した仙台市の女性(25)は「ワクチン接種ができていない中で活動するのが不安」と話す。

「感染者が減らないのに開催を強行しようとしている」と、政府や大会組織委員会に不信感が募ったことも辞退理由に挙げた。 

 組織委は当初、フィールドキャストを約8万人確保。森喜朗前会長の失言が問題化した今年2月に約1000人が辞退したと説明したが、現在までの辞退者の総数は明らかにしていない。 

 看護師らの確保はさらにハードルが高い。新型コロナ患者を受け入れる「立川相互病院」(東京都立川市)は病院の窓に「医療は限界」「オリンピックむり」などと掲示した。  

5/19/2021
産業能率大の中川直樹教授(スポーツマネジメント)は「メガイベントでのボランティアは細かい作業を担うが、欠けるとシナリオ通りに進行できなくなる可能性がある」と指摘している。



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天皇に会わせろ」バッハよ、何様だ 

2022年04月12日 00時15分42秒 | 社会のことなど


「天皇に会わせろ」バッハよ、何様だ IOC委員は小誌に「菅が中止を求めても開催する」

「天皇に会わせろ」バッハよ、何様だ IOC委員は小誌に「菅が中止を求めても開催する」


5/27/2021

「五輪のために犠牲を」発言が物議を醸しているIOCのバッハ会長。感染拡大が止まらず、準備不足も取り沙汰される中、それでも今夏開催を譲らないのはなぜなのか。巨額の放映権収入に5つ星ホテルでの宿泊。そして、バッハ会長が日本政府に要求しているのは――。



「五輪のために犠牲を」発言が物議を醸しているIOCのバッハ会長。感染拡大が止まらず、準備不足も取り沙汰される中、それでも今夏開催を譲らないのはなぜなのか。巨額の放映権収入に5つ星ホテルでの宿泊。そして、バッハ会長が日本政府に要求しているのは――。
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