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東大に推薦合格した女子生徒「完全にノーマーク」な質問に驚愕→どうやって切り抜けた?

2024年02月06日 23時03分35秒 | 受験のこと

東大に推薦合格した女子生徒「完全にノーマーク」な質問に驚愕→どうやって切り抜けた? (msn.com) 


画像はイメージです

1・27・2024

© ダイヤモンド・オンライン
大学入学者のほぼ半数が推薦・AO組の昨今、東大ですら推薦入試が実施されている。いまや学力面では偏差値55ほどでも東大に入れる時代に、青春の貴重な時間を勉強に大量投入する一般入試はナンセンス。現役東大生の筆者によれば、一般入試とは「才能も可能性も誇れるものもなく、頭が悪い人間が一発逆転を賭けて挑むもの」だという。推薦・AO入試突破のメソッドとは?【後編】


※本稿は、『ビジネスとしての東大受験 億を稼ぐ悪の受験ハック』(星海社新書)の一部を抜粋・編集したものです。




大学教授との面談では
知ったかぶりは即バレる


 最後は、『噓をつかないこと』です。「いやいや、自分のことを大きく見せないと合格は難しいんだから、噓ついてナンボでしょ」という人は1つ忘れていることがあります。それは、「噓はバレる」ということです。


 まず、推薦でもAOでもよくあるダメなやり方として、「教授に対して知識を引けらかしてしまう」というものがあります。「私はこんなことを知っています」ということを、必要以上に教授に見せてしまうということです。


 例えば、グループディスカッションの際や面談の際に「アフォーダンスが……」とか「エスニシティが……」とか、専門用語を必要以上に使ってしまったりする行為です。


 これらは実は、減点になる可能性があります。もちろん、ちゃんとその知識をわかっていて使うのであればなんの問題もありません。しかしたいていの場合、試験の直前に軽く読んだ本の受け売り程度で語っている場合が多いのではないでしょうか。


 そういう姿勢で面談に臨む場合、多くの受験生は1つの重大な事実を忘れています。それは、相手はその道のプロであるということです。


 あなたが「これがわかっているのはかっこいい/自分を大きく見せられるはずだ」と思う知識は赤ん坊が大人と会話を試みるようなものでしかなく、相手は専門用語に対する感度も非常に高く、言葉の正しい使い方についての基準は常人の何十倍も高いのです。


 例えば、こんな話があります。自分には東大教育学部に推薦で合格した友達がいるのですが、プレゼンで「子供の自己肯定感を育めるような教育が必要だ」ということを軸にして、自分の高校時代の活動に立脚して語ったそうです。質問もある程度事前に想定していた通りのものが来て、うまくこなすことができたそうなのですが、後半に入ってからの東大教授からの予想外の質問に驚愕したのだとか。


「あなたはプレゼンの中で、『自己肯定感』という言葉を使っていましたが、あなたのその言葉の使い方と一般的に認知されている定義との間に、違う部分があるかもしれないと考えたことはありますか?」



 
 20個以上質問を想定していた彼女でも、この質問は完全にノーマークだったそうです。


 確かに言われてみると、「自信」という意味で「自己肯定感」という言葉を使う人もいれば、「前向き」という意味で使う人もいるでしょう。また、「期待」とか「信頼」とか「信用」とか、微妙に意味が異なっているけれど使い分けることが難しいさまざまなニュアンスがあったりもしますよね。


 東大の教授のこの質問は、その部分を聞いたものだったわけです。彼女はこの質問に対して、自分の使っている言葉の意味と一般的な解釈で、共通な部分と異なっている部分を説明し、どう異なっていたのかを示し、合格することができたと言います。


 ここで先ほどの話に戻りましょう。噓は、ばれます。虚飾で塗り固めて自分のことをコーティングしたところで、教授先生には通用しません。


 もちろん、等身大の自分を見せろ、なんていう気はありません。背伸びしていいですし、みなさんが「今の言葉が一般的に認知されている言葉の定義と違う部分があるかもしれないとわかっていますか?」なんて聞かれたら「いいえ!」なんて答えず「私はこういう意図で使っていました」と伝えるべきです。


 背伸びをしてもいいけれど、足はちゃんと地面についている状態をキープするのです。足が地面から1ミリでも離れたらゲームオーバー、というゲームだと思って準備する必要があります。


トラブル回避の必須スキルは


リアルでもSNSでも「予防線」を引く


 そして、自分自身が噓だと思っていなくても、相手からすると噓だと思われてしまうことがあると自覚して、コミュニケーションを取るようにしましょう。より具体的に言うなら、常に「予防線」を引く癖をつけましょう。自分の発言に対して、常に逃げ道を作り、いつでもそこに逃げられるようにするのです。


 例えば、枕詞を作っておくのです。「こういう言い方が適切かはわかりませんが」とか「付け焼き刃の知識なので正直自信がないのですが」とか、そういう言葉を頭に付けておくことで、多少の間違いに目をつむってもらえるようになります。


「現在のこういう考え方を正したいと思います」という意見を言いたいなら、「まだまだ不勉強な自分の意見ではあるのですが、僕はどうしても、現在のこういう考え方は間違っているように感じるのです」と語るのです。


 大切なのは、ここからの将来性を感じさせる内容につなげることです。「まだまだ甘い考えなので、ここからこの考えをしっかり整理していこうと思います」なんて具合に、自分がこれから進んでいくことを明示するのです。


 ただ謙遜しているだけではなく、自分の至らないところを自覚しながらも前に進もうとする、「いい子」であるように見せることができるのです。


 最近は、この予防線が非常に効果を発揮するようになってきました。というのも、SNSの発達で大学側が学生の炎上を恐れるようになったからです。


 SNSが発達し、教授が面談して合格させた学生が炎上した場合、その大学のブランド価値が大きく毀損される可能性が生まれてきたからです。というか、何件かそういうことが実際に起こっています。だからこそ、昔よりも今の方が大学は「その学生に炎上リスクがないか」を確認するようになっているのです。


 そしてもう1つ重要なのは、素直であることです。例えばみなさんは、教授にどうしても答えられない質問をされた時や、どうしても知識の量的に難しい質問を投げられた時にどう対応しますか?


 こういう時、多くの学生はわからないということを隠そうとすると思います。しかしこういう場合、わからないことはわからないとはっきり言って、不勉強であることを認めた方がいい場合もあります。下手に知ったかぶってしまうと、それこそ噓になってしまうことがあるのです。


 噓にならないコミュニケーションを取るためには、素直に相手の言うことを受け入れる必要があるのです。






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