岩国海軍飛行艇カレーを食べて

Ｂ級グルメが全国的に評判になって、町おこしに利用されています。Ｂ級グルメ祭りで料理の知名度が上がると、観光客が増えて、地元経済が潤うようです。

岩国でも＜岩国海軍飛行艇カレー＞のネーミングで、地元業者が名物にしたいと意気込んでいます。2010年9月19日（日）の岩国航空隊祭りで売り出しされたばかりです。海上自衛隊岩国航空隊基地で発案されたレシピで作られ、地元の岩国蓮根を具材に入れたことに特徴があるレトルトカレーです。海上自衛隊岩国航空隊基地にある飛行艇の写真が包装の全面に印刷されています。3業者が販売中で、390円から530円です。

＜岩国海軍飛行艇カレー＞を早速食べて見ると、具に入っている蓮根がしゃきしゃきとした食感で、歯ごたえがあり、珍しさがあります。端的に特徴を表現すれば、＜岩国蓮根カレー＞です。次の段階では、お土産の段階から地元レストラン・ホテルでも食べられるメニューにまでなる必要がありますが。

　

名画のトリック

和木町の平山郁夫展では、館員の方がとても親切で、絵のおもしろさと見所を説明して下さいました。

＜天にかける白い橋瀬戸内しまなみ海道＞（2000年作、171.2×545.4cm)が今回の展覧会の目玉作品です。横長の作品ですので、先ず正面から橋を見ます。次に右端に移動して、橋を見ます。そうすると、何と橋が長く見えます。最後に、左端に移動して、橋を見ます。今度は、何と橋が短く見ます。何やら不思議なトリックが仕掛けてあります。左右に移動して見る角度を変えると、平面の絵がまるで立体化して見えるようです。

実物だけでなく、小さくした絵はがき用の絵を見ても、見る角度によって橋の長さが変化します。是非一度、皆さん実物をご覧になって下さい。

　

和木町の平山郁夫展

山口県玖珂郡和木町。和木町以外の玖珂郡の町村は平成の大合併で岩国市と合併しました。財政的に裕福な町である和木町は、合併の誘いを断り、玖珂郡の唯一の町であることを誇っている町です。裕福ですから、美術館も持っています。

和木美術館で9月4日から10月11日まで平山郁夫展を開催しています。修道高校の大先輩である平山画伯を敬愛している私は、日曜日の夕方に出かけて行きました。画伯が自己紹介する文章と素描が、幼少時から順番に並んでして、さらにいろんな大下図や日本画が飾ってあります。私がいた約20分間、他の入館者は皆無。4名の館員の方が丁寧に説明してくださいます。私が平山郁夫展を独占し、贅沢な至福の時を過ごせました。静寂の中で故郷とシルクロードを描いた日本画に囲まれた別世界を楽しみました。

小さな町の大きな企画です。私だけが恩恵を受けたようで、少々恐縮しました。


　

自家製ジャムの評判は？

私の自家製イチジクジャムは、当然のことながら、無添加です。時間を掛けて十分に煮詰めたので、濃厚な味です。初挑戦でしたが、我ながら、自慢のジャムです。

次男がパンを食べる時、私が丹精を凝らして作ったジャムを付けて食べてくれると思ったのですが、市販のブルーベリージャムを付けようとしています。＜ちょっとお願いだから、このイチジクジャムを付けてよ＞と当方が懇願すると、ちょっと沈黙があった後、パンの隅に言い訳程度に付けて一口だけ食べてくれました。何やら毒味をしている感じです。味を確認して、彼の味覚試験に何とか合格したみたいです。漸く、残り部分のパン全体にジャムを塗って食べてくれました。二枚目のパンはどうかというと、結局ブルーベリージャムを付けて食べました。彼は、自分の気持ちに忠実に行動しているようです。

この様子を見ていた妻は、何もお願いしてないのに、イチジクジャムを付けて食べてくれて、＜おいしい＞と発言。義理堅い大人の対応をしてくれました。


　

月下の錦帯橋

名勝に名高い錦帯橋を月下に旧友を渡りました。何度か写真を撮りましたが、見るに堪えないものでした。性能の劣るデジタルカメラで、ライトアップされた錦帯橋の姿を何とか撮影できないものかと、無い知恵をしぼりました。

若干距離があるので、小さく写りましたが、明るい部屋から撮ると何とかなりました。ガラスに室内の様子が映ったのは、残念でしたが。