(「河北新報」平成28年8月2日(火)付け記事より引用)
視覚障害者の支援団体「アイサポート仙台」(仙台市若林区)主催の交流会が、視力を失って孤立しがちな人たちにとって貴重な語らいの場となっている。「日々の悩みを共有することができ、生きる励みになる」と好評で、参加者は宮城県内全域に広がっている。
市太白区中央市民センターで7月21日にあった茶話会には、市内外から約25人が参加。35年前に網膜色素変性症で視力を失った宮城野区の立身憲一さん(66)は、介護保険サービスの体験談を披露し「支援を受けるまでの壁は多いが、声を上げていくことが改善につながる」と強調した。
参加者同士の意見交換では、日常生活の悩みを打ち明け合った。大崎市の高橋浩枝さん(49)は「視覚障害のある当事者同士が自由に語り合える場はなかなかない。不便なことは多いが、それぞれの工夫や情報を知ることで前向きになれる」と話した。
交流会は2002年に始まり、開催は140回を超えた。市民ボランティア約50人が屋外でのイベントに同伴したり特別講師を務めたりして運営を支える。県内の視覚障害者約250人が登録し、市外からヘルパーと一緒に参加する人も多い。
高齢化する視覚障害者の相談や若者の就労支援にも取り組むアイサポート仙台。阿部直子主任は「糖尿病や加齢で視力が低下したという参加者も増えている。視覚障害は身近な問題」と訴える。
9月13日には、泉区の市障害者総合支援センターで介護保険サービスをテーマにした勉強会を開く。参加無料。連絡先はアイサポート仙台022(212)1131。
視覚障害者の支援団体「アイサポート仙台」(仙台市若林区)主催の交流会が、視力を失って孤立しがちな人たちにとって貴重な語らいの場となっている。「日々の悩みを共有することができ、生きる励みになる」と好評で、参加者は宮城県内全域に広がっている。
市太白区中央市民センターで7月21日にあった茶話会には、市内外から約25人が参加。35年前に網膜色素変性症で視力を失った宮城野区の立身憲一さん(66)は、介護保険サービスの体験談を披露し「支援を受けるまでの壁は多いが、声を上げていくことが改善につながる」と強調した。
参加者同士の意見交換では、日常生活の悩みを打ち明け合った。大崎市の高橋浩枝さん(49)は「視覚障害のある当事者同士が自由に語り合える場はなかなかない。不便なことは多いが、それぞれの工夫や情報を知ることで前向きになれる」と話した。
交流会は2002年に始まり、開催は140回を超えた。市民ボランティア約50人が屋外でのイベントに同伴したり特別講師を務めたりして運営を支える。県内の視覚障害者約250人が登録し、市外からヘルパーと一緒に参加する人も多い。
高齢化する視覚障害者の相談や若者の就労支援にも取り組むアイサポート仙台。阿部直子主任は「糖尿病や加齢で視力が低下したという参加者も増えている。視覚障害は身近な問題」と訴える。
9月13日には、泉区の市障害者総合支援センターで介護保険サービスをテーマにした勉強会を開く。参加無料。連絡先はアイサポート仙台022(212)1131。