泉区生活支援ネットワーク

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2月の教育委員会

2010年02月14日 | 特別支援学校・特別支援教育
発達支援広がりネットより。
 宮城県教育委員会は、第798回定例会を2月19日(金)午後1時30分から、教育委員会会議室(宮城県庁行政庁舎16階)で開催します。関心を集めている特別支援学校の「整備計画」案が提案される予定で、過大・過密な学校になっている現状の解決が図られるのかどうか、注目されます。

 宮城県では、特別支援学校の不足が表面化し、とくに仙台圏にある光明、名取、利府の三校の知的障害特別支援学校は、児童生徒数の増加による過大・過密の解消が急務になっています。
 この問題では、有識者による「特別支援学校在り方検討委員会」が昨年9月に提言を発表しています。 「整備計画」案は、この提言をふまえて、今後の特別支援学校の新増設を進めるものになることが期待されています。

 同時に、昨年を上回る入学希望が特別支援学校に提出されていることから、今年四月の新学期に向けて、どのような緊急対策をとるのかも問われている状況です。
 富ヶ丘小学校(富谷町)の空教室に特別支援学校の分校または分教室を開設する構想が検討されており、富ヶ丘では富谷町教育委員会が主催する形で保護者への説明会がきょう開催されています。
 緊急避難の策として分教室・分校を開設する構想については、地元での理解と合意、障害のある児と保護者への丁寧な説明と合意を尊重した手続きを希望したいものです。そして、必要な教育条件の整備に万全を期すことを期待したいものです。

 県議会では、特別支援教育の整備を障害児差別を助長するものだと批判する意見がありました。国連の障害者権利条約では、「合理的配慮」は差別ではないとする見地が打ち出されていますが、「合理的配慮」をどのように解するのか、日本における特別支援教育の在り方をどう考えるのか、障害者団体、教育運動団体等での議論を深めていく必要がありそうです。

 いずれにしても、2月19日に公表される「整備計画」案と教育委員会での議論は、非常に注目されます。傍聴は、12人まで可能です。
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