泉区生活支援ネットワーク

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障害者雇用、循環社会も実現 新農業法人設立へ

2013年11月02日 | 就労・生活自立
(「河北新報」平成25年11月1日(金)付け記事より引用)
 障害者雇用を促進する農業生産法人「あすファーム松島」が12月、松島町で設立されるのを前松島で調印式に、発起人らによる「松
島地域農福連携共同宣言」の調印式が31日、同町内のホテルであった。
 福祉との連携と、循環型社会の実現に向けた新しい農業を目指す。調印式には発起人の丹野信男代表、障害者雇用などに取り組むアイエス
エフネットグループ(東京)の渡辺幸義代表、両者の仲介役となったNPO法人結いのこころ(松島町)の小島等理事長らが出席。大橋健男松島町
長と仙台農協の遠藤睦朗組合長が立会人となり、固い握手を交わした。
 事業計画によると、あすファーム松島は地元農家が生産した新鮮野菜や加工食品を、通信販売などで定期的に提供。障害者を積極的に雇用し、農作業などに従事してもらう。荒廃が進む竹林の竹を有効活用する仕組みの構築や、耕作放棄地の再生にも取り組む。
 法人化に備え4月から毎月、障害者6人ずつを同町に派遣し、農業指導員の下で農業研修を実施。アイエスエフネットグループの担当者は「I
T関連の業種では休みがちだった障害者も、生き生きと農作業に取り組んでいた」と手応えを語る。
 丹野代表は「今後、松島ブランドの農産品を作り、飲食事業にも進出したい」と意気込む。当初は農業者ら10人で業務をスタートし、障害者も10人雇用する予定だ。
 大橋町長は「新しい農業を創造する画期的な取り組み。積極的に支援していきたい」と話した。
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