(「河北新報」平成22年10月21日(木)付け記事より引用)
肢体不自由児療育センター移転 こども病院隣で結論
築55年の肢体不自由児施設「県拓桃医療療育センター」(仙台市太白区秋保町、120床)の移転候補地を検討してきた宮城県の有識者懇話会(座長・土屋滋東北大大学院医学系研究科教授)は20日、県庁で最終の第6回会合を開き、「県立こども病院(青葉区落合)敷地内の建設が望ましい」との結論をまとめた。
県は、懇話会案を軸に新センターの基本構想策定に着手する。建設時期は未定。
この日の協議で、懇話会は「こども病院との一体的な整備で、急性期から慢性期までの総合的な医療療育サービスが提供できる」「交通の便が良く、両病院を受診する患者の利便性が向上する」と判断。現在は駐車場になっているこども病院北側への移転を提言した。
医療施設を共用できる利点として「手術室や検査室、薬剤部門、外来診療科の一部も統合できる可能性がある」と強調した。
懇話会は新センターの運営のあり方にも言及。拓桃は県営、こども病院は地方独立行政法人と異なることに対し「連携のメリットを発揮させるには運営主体の統合も検討すべきだ」と指摘した。
肢体不自由児療育センター移転 こども病院隣で結論
築55年の肢体不自由児施設「県拓桃医療療育センター」(仙台市太白区秋保町、120床)の移転候補地を検討してきた宮城県の有識者懇話会(座長・土屋滋東北大大学院医学系研究科教授)は20日、県庁で最終の第6回会合を開き、「県立こども病院(青葉区落合)敷地内の建設が望ましい」との結論をまとめた。
県は、懇話会案を軸に新センターの基本構想策定に着手する。建設時期は未定。
この日の協議で、懇話会は「こども病院との一体的な整備で、急性期から慢性期までの総合的な医療療育サービスが提供できる」「交通の便が良く、両病院を受診する患者の利便性が向上する」と判断。現在は駐車場になっているこども病院北側への移転を提言した。
医療施設を共用できる利点として「手術室や検査室、薬剤部門、外来診療科の一部も統合できる可能性がある」と強調した。
懇話会は新センターの運営のあり方にも言及。拓桃は県営、こども病院は地方独立行政法人と異なることに対し「連携のメリットを発揮させるには運営主体の統合も検討すべきだ」と指摘した。