(「河北新報」令和2年2月16日(日)付け記事より引用)
宮城県角田市の社会福祉法人「臥牛(がぎゅう)三敬会」が市内で運営する障害者就労支援のピザ店「ぱぴハウス」が今月、山元町産ホッキガイのピザを9年ぶりに復活させた。東日本大震災で途絶えた水揚げが回復し仕入れを再開した。震災前に角田と山元で親しまれたメニューの復活を待ち望む声は多く、店員たちは腕を振るっている。
山元町産ホッキガイのピザは震災前、ぱぴハウスと山元町の磯浜漁港近くにあったぱぴハウス2号店などで、季節限定で販売されていた。
磯浜漁港は県内一のホッキガイの水揚げ量を誇ったが、震災で甚大な被害を受けた。2号店の店員は津波から避難したが、流失した店舗は復旧できず、閉店となった。
現在、角田市のぱぴハウスで店長を務める太田忠義さん(48)は震災当時、2号店を担当していた。「冬になり、漁が始まると山元町全体が盛り上がった。ホッキガイのピザが始まるのを楽しみに待つ客も多かった」と振り返る。
漁港など施設の復旧が進み、ホッキガイの水揚げ量も徐々に回復。太田さんは昨年12月、ピザの再開を提案した。
臥牛三敬会の湯村利憲理事長(72)は「2号店は住民が演奏会を開くなど交流の場でもあった。漁協もホッキガイのピザに協力してくれていたので、山元町産を再び使いたかった」と語る。
ぱぴハウスは昨年4月、臥牛三敬会が運営する就労支援施設の敷地から道の駅かくだへ移転。震災前に比べてピザの味はリニューアルされたが、ふんだんにトッピングされた山元町産ホッキガイの独特の甘みと歯応えは変わらない。
湯村理事長も太田さんも「山元から角田の店にぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。
ホッキガイの旬に合わせた3月末までの限定メニューで1410円。持ち帰りは1500円(箱代込み)。火曜定休。
宮城県角田市の社会福祉法人「臥牛(がぎゅう)三敬会」が市内で運営する障害者就労支援のピザ店「ぱぴハウス」が今月、山元町産ホッキガイのピザを9年ぶりに復活させた。東日本大震災で途絶えた水揚げが回復し仕入れを再開した。震災前に角田と山元で親しまれたメニューの復活を待ち望む声は多く、店員たちは腕を振るっている。
山元町産ホッキガイのピザは震災前、ぱぴハウスと山元町の磯浜漁港近くにあったぱぴハウス2号店などで、季節限定で販売されていた。
磯浜漁港は県内一のホッキガイの水揚げ量を誇ったが、震災で甚大な被害を受けた。2号店の店員は津波から避難したが、流失した店舗は復旧できず、閉店となった。
現在、角田市のぱぴハウスで店長を務める太田忠義さん(48)は震災当時、2号店を担当していた。「冬になり、漁が始まると山元町全体が盛り上がった。ホッキガイのピザが始まるのを楽しみに待つ客も多かった」と振り返る。
漁港など施設の復旧が進み、ホッキガイの水揚げ量も徐々に回復。太田さんは昨年12月、ピザの再開を提案した。
臥牛三敬会の湯村利憲理事長(72)は「2号店は住民が演奏会を開くなど交流の場でもあった。漁協もホッキガイのピザに協力してくれていたので、山元町産を再び使いたかった」と語る。
ぱぴハウスは昨年4月、臥牛三敬会が運営する就労支援施設の敷地から道の駅かくだへ移転。震災前に比べてピザの味はリニューアルされたが、ふんだんにトッピングされた山元町産ホッキガイの独特の甘みと歯応えは変わらない。
湯村理事長も太田さんも「山元から角田の店にぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。
ホッキガイの旬に合わせた3月末までの限定メニューで1410円。持ち帰りは1500円(箱代込み)。火曜定休。