ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

おもしろ公園ぐらんぷり2024 第6回

2025-02-24 18:54:24 | 北海道内の旅行・風景
今回は、私が現在住む苫小牧市の個性的な遊具たちを紹介しましょう。


・光洋1丁目公園のタコすべり台
(苫小牧市光洋町1丁目)


さて今回も登場しました、私の大好きなタコすべり台。苫小牧にもあるのですね。
私の知り得る限り、市内で唯一の生息個体です(かつて勇払にも1基あったようですが、訪問を後回しにしてる間に撤去された模様)。
100円ショップのすぐ裏。国道36号からも目を凝らせばピョッコリと頭が見えますよ。



他の遊具やベンチなどの設備は新しめで小綺麗なものが設置されていますが、このタコのみが古参といった雰囲気。
恐らく地域住民に愛されているので残されたのでしょう。公園の愛称は「タコ公園」で間違いなし。



鉢巻とおめめが付いた可愛らしいデザインですが、前回の千歳市・とみおか公園ウィンク顔と比べると無表情で愛嬌は控えめか。
例によって塗装が傷んでおり、果たして安全性は大丈夫なのかと思わず心配してしまいます。
化粧直しをして末永く残ってほしいものです……。
(2021年撮影)


・とまチョップの遊具
(オートリゾート苫小牧アルテン 苫小牧市字樽前421-4)


苫小牧市の公式キャラクター・とまチョップを模したぐらぐら遊具(←名前知らない)です!
キャンプ場や温泉施設などがある、市内西部のオートリゾート苫小牧アルテン敷地内に2023年に設置されました。
日帰り温泉施設・ゆのみの湯すぐ裏手の広場にあります。
東京の遊具メーカーの特注品なのだそうですよ。
レア度MAXなので、とまチョップファンのみならず一見の価値ありですね。
(2023年撮影)


公園じゃないけど…美園小のドラゴン?
(苫小牧市美園町4丁目26-2)


こちら小学校の敷地内で、生徒以外は使用できませんがせっかくなので紹介させてください。
仕事の外回りで偶然通りかかり仰天した物件です。
校舎の前に、タイヤをふんだんに利用してつくられたドラゴン2本足のタイヤ星人らしきものがいます。





グラウンド側に回ってみますと、こちらにも大型のタイヤでつくられたヘビと思しき生物と……。
あと1頭は何の生き物か分かりません(^^ ;)。向かい合って置かれています。ヘビの表情が不気味です。





よく見てみると、ドラゴンの隣には4本足のトカゲ?なんとも愛嬌ある表情の生物もいます。
これらの遊具、デザインしたのは学校の関係者の方でしょうか?誰か情報求む。
なお、写真はすべて学校敷地外から撮影しております。敷地内には立ち入らないようお願いいたします。
(2024年撮影)

次回は、苫小牧市と同じ東胆振地域のむかわ町。恐竜が有名な町の遊具たちを紹介します。
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おもしろ公園ぐらんぷり2024 第5回

2025-02-10 00:38:53 | 北海道内の旅行・風景
このシリーズも諸事情により更新がストップしておりました。
タイトルに2024とありますが、まだ2024年度ということで大目に見てください(笑)。

今回は恵庭市、千歳市にある2つの個性的なすべり台を紹介しましょう。


・まさに新鮮?●●●すべり台
(ひがし公園 北海道恵庭市島松東町3丁目4)



札幌市の隣、恵庭市の閑静な住宅街にある公園です。
こちらに素敵で珍しいすべり台があるとの事でやってきました。

小奇麗なごく普通の公園遊具たちと一緒に、広場にドドンと鎮座していたのは……。



おさかな型のすべり台♪





これは初めて見るタイプですね……。それにしても、なぜ魚?
無機質というかシンプルというべきか……。
あまり可愛らしさが感じられないと言うと怒られるでしょうか(^^;)。
コンクリート製と思しきボディは所々ヒビが入っていてお疲れのようですが、頑丈そうです。
ヒレの部分の階段もガッチリ立派なつくりです。



このお魚、種類は何でしょうか?金魚?もしくは海水魚の何かか……。
あと、生気のない目をしていますが生きているのか、それとも水揚げされた後なのか……。
子供たちに好かれているのかも気になりますね(失礼)。


・当ブログ久々のタコすべり台!
(とみおか公園 千歳市富丘4丁目11−45−197)



千歳市の住宅街、幼稚園のすぐ隣にあるこちらの公園にはおもしろ公園遊具の定番、タコすべり台があります。
タコすべり台を愛してやまない私。10年近く前の2015年札幌近郊タコ調査をしましたが、当時は自転車だったため千歳までは来られるはずもなく、ここは初訪問です。



私が最も大好きなねじり鉢巻きとおめめがあるタイプ。
ウィンクしているのが可愛らしいですね。





なかなか立派なサイズのタコですが、近づいてみると全体的に色がくすんでおり、ヒビ割れを補修した形跡がありかなりお疲れのよう。
全国に存在するタコすべり台は1970年代に設置されたものが多く、この個体もそのうちの一つと思われます。



こちらのタコの特筆すべき点は吸盤の造詣がリアルということ。
スロープを上るための足掛かりになっているのが面白いですね。

あらかた写真を撮った直後、ちょうど隣の幼稚園から園児の集団が整列しながら出てきて、すべり台の前に並んで写真撮影を始めました。
ちょうどよかった。不審者に間違われる前に撤収しましょう……。



実は全国のタコすべり台は、前述のように設置から年数が経っているものが多いことから、老朽化で撤去される事案が多くなっています。
実際この企画を展開するにあたり、数年前から目星をつけていたタコたちを訪問しようとしたところ、いつの間にか撤去されていた物件が2~3か所あってショックでした……。
先ほど園児たちがすべり台の前で写真撮影をしていたのは、単にあの幼稚園の恒例行事(クラス写真的な)なのか?それとも……。
あちこち傷んでいるタコさんのあらぬ未来を想像して心配になってしまうのでありました。


ちなみに公園の入り口には、こちらもかなり古くからありそうな素敵なコンクリ像がありますので、こちらも必見です。





次回は私が現在住む苫小牧市の個性あふれる遊具たちを紹介します。

(どちらも2024年訪問)
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事故と神戸にライブ遠征

2025-02-02 17:10:06 | 旅行(道外)2020~
皆さま、ご無沙汰しておりました。
あけましておめでとうございます。



諸事情でバタバタしており、しばらくブログ更新が出来ませんでした。


ポジ人さんのブログでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は昨年の11月に交通事故に遭ってしまいました。
当ブログで書くつもりは無かったのですが、読者の方にご心配を掛けてしまっているかもしれないので簡単に書かせていただきますね。

2024年11月17日午後5時ごろ。
日没後で、道路は小雨が降ったりやんだりで濡れていました。

片側3車線の国道の横断歩道で、信号が青になったので徒歩で横断していたところ、左折車が私の右側に接近して来ました。
当然、私の前で停車するかと思ったのですが結構なスピード(時速20キロ程度?)で突っ込んできたんですね。
おいおい待て待て!」と私は咄嗟に前に向かって避けようとしたのですが、そのまま私の右太ももと車両の右ヘッドライト付近が擦れるようなかたちで接触し、私は顎から強く転倒してしまいました。

(事故の状況)


意外と冷静なもので、私は地面にうつぶせになったまま相手の車種とナンバーを確認(車種は伏せますが白色のステーションワゴン)。
相手は私からやや離れた路肩にハザード炊いて停車していましたが、慌てた様子で道路わきの駐車場に車を移動させ、いかにもボーっとしてそうな中年男性が降りてきて「大丈夫ですか?」と一言。
「どこ見てんのよ!警察呼ぶから」と私はキレながら自分で110番しました。

普通に歩けるし、当初は痛みがなかったので救急車は断ったのですが、電話で警察と話しているときに顎から大量に出血しているのに気づきました。
よく見ると着ていたコートの前側は血まみれになっていました。あ~あ。

警察が到着するまでの間、相手の運転手は「雨で反射して見えなかった」と。
ならそんなスピードで突っ込んでくるなよ。

警察に事故処理してもらっている間に、顎のかみ合わせがおかしくなっている事に気づきました。右側が少し浮いています。
そして口がうまく開きません。帰宅後に軽くものを食べると左側のこめかみのあたりが激痛でした。
その日は日曜だったため、とりあえず救急病院で顎の外傷を手当てをしてもらい、翌日に会社を休んで総合病院で診てもらいました。

脳や身体には幸いにも大きな異常は無かったのですが、顎が思ったより重傷で、レントゲンの結果「左下顎関節突起骨折」とのことでした。
人生初の骨折です。レントゲン画像を見るとこめかみの辺りがボッキリ折れています。
折れた部分をもとの場所に戻すため、全身麻酔の手術が必要とのことで、10日程度の入院が決まってしまいました。

診断してくれた先生からは、当初その翌日(11月19日)の入院を提案されたのですが……。
なんともタイミングの悪いことに、翌日にはここ数か月ずっと楽しみにしていた友人との推し活遠征(神戸)が控えていたのでした。

というのも、お互いの共通の推しである日向坂46のかとし(加藤史帆さん)がグループ卒業を発表し、「一緒にライブで拝めるのはこれが最後のチャンス!」と慌てて応募していたもの。
「いつか一緒にライブ行きたいね」とずっと話していた夢が、ようやく叶うところだったのです。
友人はライブ初参戦。そして普段は本州旅行はあまりしないタイプ。

念願のライブと慣れない土地で、友人を一人にさせるわけにはいきません。
そして、今回が一緒にアイドルかとしを拝める最後のチャンス。この旅行を見送ってしまうと一生後悔すること間違いなし。

「手術日を遅らせるとリスクが高まる」と先生には言われたのですが、私は少し考えた後、自身の身体より友情と推しを取ることにしました。
先生には業務都合という理由でごまかしつつ、入院&手術日を遅らせることと、飛行機搭乗の許可をもらいました。

幸い、食事の時以外は顎の痛みは無く、手足などその他の部位には問題なさそうです(擦り傷や打撲はあちこちにあるけど)。
万全の状態ではない中、一泊二日の弾丸遠征を強行します


翌11月19日 スカイマーク179便 神戸空港行き。



午後0時55分に神戸空港着。ミャクミャクたくさん。
25年の大阪万博が開催目前のため盛り上がっている模様。

「うどんなら食べられそう」と友人に気を遣ってもらい、空港内のうどん店で昼食にしたのですが……。
香川県に近いからか讃岐うどんでコシがあり、食べるのが辛かった……。
味はとても美味しかったのに。いつかリベンジ。

ずっと見たかった、空港展望デッキの巨大ブロッコリー

この日初めて知ったのですが、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんの作品なのだそうです。

展望デッキには、その田中さんの常設ミュージアムがありました(入場無料)。



「見立て作家」という名の通り、身近な日用品を情景に見立てたミニチュア作品が田中さんの作風のようです。
お菓子の空き箱を利用した神戸の街の巨大ジオラマや、お菓子そのもので作られた「おかしな神戸」、ホチキスの針を使った「芯都心」など。
作品名はクスッと笑えるものばかりで、とても楽しめました。
思いがけぬことに、友人はこの人のファンでインスタもフォローしているそう。作品の実物が見られて感激しておりました。

ポートライナーに乗車し、ライブ会場の「神戸ワールド記念ホール」へ。


2年弱ぶりの日向坂ライブ会場。推しののぼりと記念撮影。

今回で最後となるかとしののぼりと、次期推しとさせていただく事が確定しているみっちゃん(平岡海月さん)
無風だったのでとても撮影しやすかったです。
ちなみに友人の推しはかとしと、ひよたん(濱岸ひよりさん=同じく今冬で卒業が決定)、はるはる(山下葉留花さん)。

いよいよライブ開演!(終演後に撮影可能でした)




2年ちょいぶりの日向坂ライブはスタンド席とやや遠かったものの、肉眼でどのメンバーなのかは分かる距離。
なんといっても、今回は大好きなバラエティ番組「日向坂で会いましょう」とコラボしているということもあり、楽曲披露のほかにバラエティ寄りのコーナー、来場者参加型の企画が盛りだくさん。
音楽ライブというよりエンターテイメントショーといった感じで、新鮮で楽しかったです。

共通の推しであるかとしは、日向坂で友人が一番好きな曲「月と星が躍るmidnight」で力強いソロダンスを披露。
せり上がるサブステージで一人スポットライトを浴び、大変グッとくる演出でした。

そのほか、ライブ中盤で一度アリーナ席を周回するトロッコが接近し、友人の推し・はるはるをバッチリ拝めました(しかも友人の一番好きな髪形)。感無量のようでよかった!
私もお気に入りメンの正源司陽子さんを拝めて満足。
4期生のパフォーマンスはどれも本当に楽しかったな~。念願の「見たことない魔物」も生で聴けたし。
友人はかとしと共に、こちらもライブで拝めるのは最初で最後となるひよたんも拝め、とても満足したようでした。
少々無理をして来た甲斐があったね!

終演後、ホテルのある神戸三宮へ移動。


時間は午後8時半。開いている飲食店が限られていましたが、夜ご飯はグルメの友人の直感で老舗っぽい中華料理店へ。
「何かしら食べられるものありそうでしょう」と、ここでも気を遣ってもらい、結果天津飯を完食できました!
ここ数日、顎の痛みでまともに食事出来ていなかったので、久々に食べ物のおいしさと満腹感を感じることができました。
天津飯はお粥です。

JR三ノ宮駅高架に残る機関掃銃射痕



一度見てみたかったもの。友人にわがままを言って付き合ってもらいました。
アメリカ軍戦闘機による神戸空襲の痕跡と言われています(昭和20年?)。
電車の行き交う橋桁に今もこのような物が残っているのに驚きですね。
そういえば「火垂るの墓」で主人公の清太が亡くなったのは三ノ宮駅構内でしたね。

ホテルでのんびりし、一日目終了。



2日目は大阪に住む共通の友人と合流し、ドライブへ。


気持ちの良い天気の中明石海峡大橋を渡り、淡路島まで連れて行ってくれました。
淡路島は2023年の家族で大阪旅行でほんの少しだけ上陸しましたが、今回は鳴門海峡側へ。初訪問です。

「道の駅うずしお」から眺めた鳴門海峡

渦潮で有名な鳴門海峡と大鳴門橋が見えます。海の向こうの大陸は四国です。
なんとも絶景。やはり瀬戸内海は良いですね。

ここでは海を見下ろしながら昼食をとる事ができ、友人らは淡路牛の肉巻きおにぎりにハンバーグ、私は串にささった小さいハンバーグを頂きました。
肉が柔らかいのでなんとか食べられました。美味しかったです。

フォトスポットで記念撮影。

前日は巨大ブロッコリーで、本日は巨大玉ねぎですか……。
この写真はお気に入りで、旅の良い思い出になりました。
写真を撮ってくれた観光客のお姉さん、ありがとうございました。

関西の友人のおもてなしを受けながら、あっという間に旅は終了。
空港まで送ってくれて本当にありがとうございました。また会おうね!


……ということで、無事に旅は終了。
ケガのせいでいまいち心から楽しめず、また友人たちにも気を遣わせてしまったのでリベンジしたいところです。


その後はすぐ10日にわたる地獄の入院だったのですが、思い出したくないのでここでは省略します。
手術はというと、全身麻酔をしたうえで耳の横から顔面を切開し、骨をつなぎ合わせるものでした。
難航したようですが無事に成功したようです。ありがとうございました。
術後、先生から「思ったよりも顎の骨がボロボロになっていましたね~」と言われたのと、こめかみのあたりに入ったボルトが一生取れないことが分かった時が結構ショックでした(顔面の神経が密集している箇所のため、取るのにリスクがあるからとの事)。

現在は食事の痛みはほとんど無くなり、かみ合わせもほぼ事故前に戻りました。
ただ、まだ口が完全に開かないので簡単な開口運動をしながらリハビリ中です。
そして左耳から側頭部にかけての切開痕は、髪の毛でだいぶ隠れていますがもう消えないと思います。顔の左半分が突っ張っているような感覚もまだ多少あります。時おり痛みも。
これは治るかわかりません。

事故の手続きですが、現在、弁護士を通しながら進めている最中です。
今回の事故は明らかに相手の過失100%なので、慰謝料はたっぷり頂くつもりです。
なお、今回の入院費用、治療費などはすべて相手の自賠責負担となっています。当然ですが。

先日、警察署へ赴き、調書作成のため約1時間半の取り調べを受けました。
担当の警察官によると、相手側の運転手は過失運転致傷に該当し、免停2~3か月相当になるだろうとの事。
相手は正直に事故の原因を話しているようですし、事故当時の私への対応を見ても反省しているのは分かっているのでこれ以上咎めるつもりはありませんが、しっかり反省してもらいたいですね。

警察対応はほぼ終わったようですが、通院や弁護士を通した相手側の保険会社とのやりとりはまだ続いています。
ただ、私は元気なのでご安心ください。
また、皆さんも事故には充分にお気を付けください。
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千歳アウトレットモール・レラ

2024-11-01 22:55:47 | 北海道内の旅行・風景


2024年11月1日、千歳市の「千歳アウトレットモール・レラ」が大規模商業施設としての営業を終了した。
数年前から空きテナントが増え続けており閑散としていた。「競合施設の増加などを理由に運営終了」というニュースが1月に報じられて以降、残る各店は賃貸借契約の満了とともに徐々に撤退。
正式な営業終了日がアナウンスされないまま、ここ半年ほどは開店休業状態といってもよく、ほぼ空きテナントの無人アウトレットモールという異様な状況が続いていたが、ついに19年の歴史に幕を閉じることとなった。





2005年オープン。道内初の大規模アウトレット施設という事で好調な滑り出しを見せ、翌06年には早くも増床。
全盛期は150近いテナントが並び、新千歳空港に近い事もあって道内外の客でにぎわいを見せていた。

しかし2010年に、北広島市に「三井アウトレットパーク札幌北広島」がオープン。
札幌からアクセス抜群の全天候型・屋内アウトレットモールという強敵の出現で追い風は向かい風へと変わる(※皮肉にも千歳の「レラ」はアイヌ語で「風」の意)。
極寒の千歳市で屋外型アウトレットという形式も厳しかったのかもしれない。またコロナ禍による客足の減少も大きく影響した。









2024年の4月に訪問した時の様子である。
前月に、当時入居していた60テナントのうちの20近くが賃貸契約終了で撤退したばかり。
開店している店舗よりも目張りされた空きテナントの方が圧倒的に多い。
ほぼ廃墟状態のモール内にはほとんど人がおらず、営業時間中とはとても思えない異様すぎる光景だ。
(ド平日の真っ昼間を狙って訪れたのは少し性格が悪かったかもしれない)





店舗一覧を見ると目も当てられぬスカスカ具合は一目瞭然だろう。
インフォメーションボードを用いて、閉店情報ではなく逆に営業している店舗を案内するスタイル。なぜか靴屋さんばかり残っている。


比較的人の気配があったのはフードコート。というのも、アジア系の観光客と思しき集団がツアーガイドに連れられて入店していったのだ。
どうやら北海道ツアーの食事処として利用されているらしい。

新千歳空港に近く、JR南千歳駅から徒歩3分という立地(過去には空港からのシャトルバスもあった)は、全盛期にも海外観光客のツアースケジュールに組み込みやすかったと聞く。
現在も、モール内には飛行機までの時間調整のような海外の方々があちこちに歩いていた。見るものが無くて呆然としているが……。


2~3年ほど前は4、5店舗が並び繁盛していた「千歳ラーメン博覧会」のエリアもいつの間にか全店が撤退し、閉鎖されていた。

千歳のすぐ隣の苫小牧市在住の私にとって、実はレラは地味に重宝していた場所であった。
2018年に札幌から苫小牧に越して以降、洋服やコートを探し訪れること数回。
ファッションに興味が無く、滅多に洋服を新調しない私にとっては、様々な店舗が見られいっぺんに購入できるアウトレットモールは実に快適な場所であったのだ。
最後に訪れた時も「だいぶ店舗が減っちゃったなぁ」とは思っていたが、まさか数年で閉店に追い込まれるとは思わなかった。







加えて、このレラには一風変わった思い出がある。
苫小牧へ引っ越す前の2017年の夏あたりだったか、ここレラでホラー系脱出ゲームのイベントがあると聞いて、当時の上司や仕事仲間たちと数人で訪問したのだ。
閉店後のモール全体が舞台になっていて、あちこちを徘徊するゾンビから逃げながら謎解きをして脱出するという大規模なもの。
消灯されたフードコートでゾンビに追い掛け回されたり、屋外のスピーカーから避難指示のサイレンが流れたりと、すさまじい非日常体験で大いに楽しませてもらったのを覚えている(脱出ゲームの成績は散々だったが)。
ああいうイベントを少し活用して集客に繋げられなかったものか。


モールの中心部にある「アトリウム」やキッズコーナーもご覧のひとけの無さ。
それでも無人のゲームコーナーでは、クレーンゲームなど全ての筐体の電源が入れられていた。



自分以外誰もいない屋内に張られていたイメージ画、現状とあまりに掛け離れており悲しくなる。



生い茂る草木に埋もれ行く屋外のオブジェ。
かつては剪定されていたと思われる。


なお、今回の大型商業施設終了は、小売店の総面積が1000平方メートルを下回ったことによるもの(大規模小売店舗立地法)。
敷地内には飲食店など未だ4店舗が残り、営業は続けるという。
半導体メーカー「ラピダス」や関連企業の進出が注目されている千歳市だが、レラ跡地の活用法はまだ未定だ。

(2024年訪問)
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おもしろ公園ぐらんぷり2024 第4回

2024-10-20 23:25:33 | 北海道内の旅行・風景


第4回:千歳市の愛され恐竜?怪獣?
(東雲町かいじゅう広場 千歳市東雲町3丁目3−1)



好評を頂いております「おもしろ公園ぐらんぷり2024」。
今回からは札幌市を飛び出しまして、まずは2つ隣町の千歳市にある公園を紹介!
千歳市消防本部のすぐ隣にある「東雲町(しののめちょう)かいじゅう広場」へとやってきました。
市の中心部なので近くには市役所やハローワークなどの施設がありますが、千歳にあまり馴染みのない私は初めて訪れるエリアです。

この公園や遊具の存在も全く知らなかったのですが、沿道からもその姿は大いに目立っておりました。



恐竜型の巨大遊具♪





「かいじゅう広場」と名前が付けられた場所ですが、モチーフは実在していた恐竜でしょうか、それとも空想の怪獣?
コンクリート製と思しきボディは爬虫類っぽいザラザラの表皮が中々リアル。
尻尾の部分はお決まり?のすべり台構造。横っ腹の石積みの階段が豪華です。



さて、この「かいじゅう広場」を含め、一帯は東西に約1キロ続くグリーンベルトになっています。
元々は住宅街の防火目的で整備されたものなのだとか。
8つの広場が6町にまたがっており「広場の場所と名称を分かりやすく」などの意見があったことから、市は2009(平成21)年~2015(平成27)年に「グリーンベルト活性化事業」と称し、遊具の更新や整備などのリニューアルを実施。
この「かいじゅう広場」をはじめ「花の広場」「親水公園」などの愛称が付けられました。
この恐竜?の遊具もその時に設置されたものだと思われます。



公園内にはもう1匹、小さめの恐竜のオブジェがありました。
こちらは一目瞭然、ステゴサウルスですね。
ゴツゴツの背中の板のせいで跨るのは難しそう……(^_^;)笑



2匹(?)のコラボ。
すぐ近くには千歳川が流れており、対岸の親水公園では訪問時、偶然にも夏祭りが開催されており、穏やかなせせらぎと共に屋台や子どもたちのダンスステージを楽しませてもらいました。
なかなか良い雰囲気の場所です。

次回は千歳市と恵庭市の2つのおもしろすべり台を紹介します。

(2024年訪問)
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