ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

モーターライズって何ぞや? 後編

2013-03-23 21:57:29 | 車、プラモ、ミニカー
前回からの続きです!!

制作開始より約3日後・・・。
完成しました。



期待を裏切らないレトロなたたずまい(*^_^*)
(後ろのカーテンは気にせずに。)

プロポーションは、リアリティ重視のモデラーの意見では「妙に下半分がデップリしている」「やけにオーバーフェンダー」等々言われていますが、実車の雰囲気は・・・出ているんじゃないでしょうか。生で実車を見たことないんで分かりませんが。


相変わらず手抜きです。ろくに掃除もしていない部屋で盛大にホコリを舞わせながら缶スプレー、窓枠はマスキングもせずにガンダムマーカーベタ塗り(面倒くさかったので。そのためハミ出し2か所も・・・自業自得です)、そしてフロントマスクのパーツはボディ裏からセロテープで張り付ける等、

プロのモデラーが見ていたら発狂しそうな制作工程でした。

い~んです!完成すれば!!
(それにしてはボディ塗装が過去最高の出来栄えになりましたが。)


モデルになっているのは、スポーツモデルの「1600 SSS-E」です。
・・・そういえば、日産車のプラモって作ったのは何気に初めてです。


・・・せっかくなんで、「ニッサン・バイオレット」について少し説明しましょうか。

1973年に、ブルーバード510(現在でも根強いファンが多い)の後継車種として誕生したバイオレット。しかし、510の洗練された直線的なボディとは対照的な丸っこく曲線多用のボディは大不評。デビュー当時から販売は低迷、「不人気車」の称号を付けられてしまいました。
当時のレース・ラリーでは華々しい成績を収めていたらしいですが、現在でも「70年代の不人気・マイナー車」と言われれば必ず名前が挙げられる可哀想な車種なのです(プラモ雑誌「街道レーサー・モデリング」の「マイナー車の逆襲」というコーナーでは何と2回も登場)。
・・・どうりで、あんまり聞いた事のない車だと思ったら。

不人気・マイナー車オタクの僕ですが、この車に関する詳しい事実は最近まで全く知らなかったです。望まずして、僕の不人気車プラモコレクションがまた増えてしまったわけですな。
(詳しくは後日、機会があれば・・・)


・・・さて、本題はここからです。果たして、元気に走ってくれるのでしょうか!?
車体下についているポッチ(スイッチ)をスライドさせてみると・・・。

ビュイーーーーン!!!
電動ドリル並みの凄い音とともに、車輪がものすごい勢いで回転!さっそく、部屋の床に置いてみます。


走ったぁぁぁぁぁぁ!!!


あ、ちょっ、思いのほか速・・・


ゴツン!!!!(ベッドの支柱に激突・・・)

ミラー破損しました・・・(涙)。


・・・もうちょっと広いところでやってみますか。


家に誰もいないのを良い事に、テーブルを端に追いやって広場を確保。ステアリングを思いっきり切って走らせるとグルグルと永遠に走りまわります。この光景が何ともマヌケで楽しい。

・・・でも何だか方向が定まらないな~・・・。無理やりタイヤ付けたせいでリベットがちょっと曲がってしまったんですが(←オイ)、そのせいか?

あ、ちょっ、そっちは違・・・


ゴツン!!!!(イスの脚に激突・・・)

ウチはこいつを走らせるには狭すぎるようです・・・。もうやめとこう・・・。



ということで、「モーターライズ」機能は走らせて3分で終了~!!!
やっぱり、プラモを走らせるのはあんまり落ち着かないですね・・・。今回走らせた結果、思いっきり柱にぶつけたせいで
塗装が剥がれました・・・
あと、思いのほかモーター音が凄いので隣にも気を遣うし、、あんまり走らせていたら「壁に穴を開けないでちょうだい!!」とか間違ったクレームが来そうです(笑)。


一生懸命作ったプラモは飾っておくのが一番です。バイオレット君も、現在はもう全く使うことはないであろうモーターを内蔵したまま本棚におとなしく鎮座しております。


さて、久しぶりにプラモで楽しんだ3日間でした。この「ノスタルジックヒーロー」シリーズ、何気に良いプラモです。古さゆえに奮闘する部分もあり、出来が悪い部分は片っ端から改造する制作者もしますが、このプラモは純粋に組み立てて、最新キットでは味わえない昔のプラモ文化を感じるのが醍醐味ではないでしょうか。約1000円で70年代にトリップ出来るお得キットですよ!


「はるやすみのじゆうけんきゅう~モーターライズって何ぞや?」
完。

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