ホルマリンのマンネリ感

北海道在住、ホルマリンです。旅行、怪しい珍スポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、昭和レトロなどなど…。

事故と神戸にライブ遠征

2025-02-02 17:10:06 | 旅行(道外)2020~
皆さま、ご無沙汰しておりました。
あけましておめでとうございます。



諸事情でバタバタしており、しばらくブログ更新が出来ませんでした。


ポジ人さんのブログでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は昨年の11月に交通事故に遭ってしまいました。
当ブログで書くつもりは無かったのですが、読者の方にご心配を掛けてしまっているかもしれないので簡単に書かせていただきますね。

2024年11月17日午後5時ごろ。
日没後で、道路は小雨が降ったりやんだりで濡れていました。

片側3車線の国道の横断歩道で、信号が青になったので徒歩で横断していたところ、左折車が私の右側に接近して来ました。
当然、私の前で停車するかと思ったのですが結構なスピード(時速20キロ程度?)で突っ込んできたんですね。
おいおい待て待て!」と私は咄嗟に前に向かって避けようとしたのですが、そのまま私の右太ももと車両の右ヘッドライト付近が擦れるようなかたちで接触し、私は顎から強く転倒してしまいました。

(事故の状況)


意外と冷静なもので、私は地面にうつぶせになったまま相手の車種とナンバーを確認(車種は伏せますが白色のステーションワゴン)。
相手は私からやや離れた路肩にハザード炊いて停車していましたが、慌てた様子で道路わきの駐車場に車を移動させ、いかにもボーっとしてそうな中年男性が降りてきて「大丈夫ですか?」と一言。
「どこ見てんのよ!警察呼ぶから」と私はキレながら自分で110番しました。

普通に歩けるし、当初は痛みがなかったので救急車は断ったのですが、電話で警察と話しているときに顎から大量に出血しているのに気づきました。
よく見ると着ていたコートの前側は血まみれになっていました。あ~あ。

警察が到着するまでの間、相手の運転手は「雨で反射して見えなかった」と。
ならそんなスピードで突っ込んでくるなよ。

警察に事故処理してもらっている間に、顎のかみ合わせがおかしくなっている事に気づきました。右側が少し浮いています。
そして口がうまく開きません。帰宅後に軽くものを食べると左側のこめかみのあたりが激痛でした。
その日は日曜だったため、とりあえず救急病院で顎の外傷を手当てをしてもらい、翌日に会社を休んで総合病院で診てもらいました。

脳や身体には幸いにも大きな異常は無かったのですが、顎が思ったより重傷で、レントゲンの結果「左下顎関節突起骨折」とのことでした。
人生初の骨折です。レントゲン画像を見るとこめかみの辺りがボッキリ折れています。
折れた部分をもとの場所に戻すため、全身麻酔の手術が必要とのことで、10日程度の入院が決まってしまいました。

診断してくれた先生からは、当初その翌日(11月19日)の入院を提案されたのですが……。
なんともタイミングの悪いことに、翌日にはここ数か月ずっと楽しみにしていた友人との推し活遠征(神戸)が控えていたのでした。

というのも、お互いの共通の推しである日向坂46のかとし(加藤史帆さん)がグループ卒業を発表し、「一緒にライブで拝めるのはこれが最後のチャンス!」と慌てて応募していたもの。
「いつか一緒にライブ行きたいね」とずっと話していた夢が、ようやく叶うところだったのです。
友人はライブ初参戦。そして普段は本州旅行はあまりしないタイプ。

念願のライブと慣れない土地で、友人を一人にさせるわけにはいきません。
そして、今回が一緒にアイドルかとしを拝める最後のチャンス。この旅行を見送ってしまうと一生後悔すること間違いなし。

「手術日を遅らせるとリスクが高まる」と先生には言われたのですが、私は少し考えた後、自身の身体より友情と推しを取ることにしました。
先生には業務都合という理由でごまかしつつ、入院&手術日を遅らせることと、飛行機搭乗の許可をもらいました。

幸い、食事の時以外は顎の痛みは無く、手足などその他の部位には問題なさそうです(擦り傷や打撲はあちこちにあるけど)。
万全の状態ではない中、一泊二日の弾丸遠征を強行します


翌11月19日 スカイマーク179便 神戸空港行き。



午後0時55分に神戸空港着。ミャクミャクたくさん。
25年の大阪万博が開催目前のため盛り上がっている模様。

「うどんなら食べられそう」と友人に気を遣ってもらい、空港内のうどん店で昼食にしたのですが……。
香川県に近いからか讃岐うどんでコシがあり、食べるのが辛かった……。
味はとても美味しかったのに。いつかリベンジ。

ずっと見たかった、空港展望デッキの巨大ブロッコリー

この日初めて知ったのですが、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんの作品なのだそうです。

展望デッキには、その田中さんの常設ミュージアムがありました(入場無料)。



「見立て作家」という名の通り、身近な日用品を情景に見立てたミニチュア作品が田中さんの作風のようです。
お菓子の空き箱を利用した神戸の街の巨大ジオラマや、お菓子そのもので作られた「おかしな神戸」、ホチキスの針を使った「芯都心」など。
作品名はクスッと笑えるものばかりで、とても楽しめました。
思いがけぬことに、友人はこの人のファンでインスタもフォローしているそう。作品の実物が見られて感激しておりました。

ポートライナーに乗車し、ライブ会場の「神戸ワールド記念ホール」へ。


2年弱ぶりの日向坂ライブ会場。推しののぼりと記念撮影。

今回で最後となるかとしののぼりと、次期推しとさせていただく事が確定しているみっちゃん(平岡海月さん)
無風だったのでとても撮影しやすかったです。
ちなみに友人の推しはかとしと、ひよたん(濱岸ひよりさん=同じく今冬で卒業が決定)、はるはる(山下葉留花さん)。

いよいよライブ開演!(終演後に撮影可能でした)




2年ちょいぶりの日向坂ライブはスタンド席とやや遠かったものの、肉眼でどのメンバーなのかは分かる距離。
なんといっても、今回は大好きなバラエティ番組「日向坂で会いましょう」とコラボしているということもあり、楽曲披露のほかにバラエティ寄りのコーナー、来場者参加型の企画が盛りだくさん。
音楽ライブというよりエンターテイメントショーといった感じで、新鮮で楽しかったです。

共通の推しであるかとしは、日向坂で友人が一番好きな曲「月と星が躍るmidnight」で力強いソロダンスを披露。
せり上がるサブステージで一人スポットライトを浴び、大変グッとくる演出でした。

そのほか、ライブ中盤で一度アリーナ席を周回するトロッコが接近し、友人の推し・はるはるをバッチリ拝めました(しかも友人の一番好きな髪形)。感無量のようでよかった!
私もお気に入りメンの正源司陽子さんを拝めて満足。
4期生のパフォーマンスはどれも本当に楽しかったな~。念願の「見たことない魔物」も生で聴けたし。
友人はかとしと共に、こちらもライブで拝めるのは最初で最後となるひよたんも拝め、とても満足したようでした。
少々無理をして来た甲斐があったね!

終演後、ホテルのある神戸三宮へ移動。


時間は午後8時半。開いている飲食店が限られていましたが、夜ご飯はグルメの友人の直感で老舗っぽい中華料理店へ。
「何かしら食べられるものありそうでしょう」と、ここでも気を遣ってもらい、結果天津飯を完食できました!
ここ数日、顎の痛みでまともに食事出来ていなかったので、久々に食べ物のおいしさと満腹感を感じることができました。
天津飯はお粥です。

JR三ノ宮駅高架に残る機関掃銃射痕



一度見てみたかったもの。友人にわがままを言って付き合ってもらいました。
アメリカ軍戦闘機による神戸空襲の痕跡と言われています(昭和20年?)。
電車の行き交う橋桁に今もこのような物が残っているのに驚きですね。
そういえば「火垂るの墓」で主人公の清太が亡くなったのは三ノ宮駅構内でしたね。

ホテルでのんびりし、一日目終了。



2日目は大阪に住む共通の友人と合流し、ドライブへ。


気持ちの良い天気の中明石海峡大橋を渡り、淡路島まで連れて行ってくれました。
淡路島は2023年の家族で大阪旅行でほんの少しだけ上陸しましたが、今回は鳴門海峡側へ。初訪問です。

「道の駅うずしお」から眺めた鳴門海峡

渦潮で有名な鳴門海峡と大鳴門橋が見えます。海の向こうの大陸は四国です。
なんとも絶景。やはり瀬戸内海は良いですね。

ここでは海を見下ろしながら昼食をとる事ができ、友人らは淡路牛の肉巻きおにぎりにハンバーグ、私は串にささった小さいハンバーグを頂きました。
肉が柔らかいのでなんとか食べられました。美味しかったです。

フォトスポットで記念撮影。

前日は巨大ブロッコリーで、本日は巨大玉ねぎですか……。
この写真はお気に入りで、旅の良い思い出になりました。
写真を撮ってくれた観光客のお姉さん、ありがとうございました。

関西の友人のおもてなしを受けながら、あっという間に旅は終了。
空港まで送ってくれて本当にありがとうございました。また会おうね!


……ということで、無事に旅は終了。
ケガのせいでいまいち心から楽しめず、また友人たちにも気を遣わせてしまったのでリベンジしたいところです。


その後はすぐ10日にわたる地獄の入院だったのですが、思い出したくないのでここでは省略します。
手術はというと、全身麻酔をしたうえで耳の横から顔面を切開し、骨をつなぎ合わせるものでした。
難航したようですが無事に成功したようです。ありがとうございました。
術後、先生から「思ったよりも顎の骨がボロボロになっていましたね~」と言われたのと、こめかみのあたりに入ったボルトが一生取れないことが分かった時が結構ショックでした(顔面の神経が密集している箇所のため、取るのにリスクがあるからとの事)。

現在は食事の痛みはほとんど無くなり、かみ合わせもほぼ事故前に戻りました。
ただ、まだ口が完全に開かないので簡単な開口運動をしながらリハビリ中です。
そして左耳から側頭部にかけての切開痕は、髪の毛でだいぶ隠れていますがもう消えないと思います。顔の左半分が突っ張っているような感覚もまだ多少あります。時おり痛みも。
これは治るかわかりません。

事故の手続きですが、現在、弁護士を通しながら進めている最中です。
今回の事故は明らかに相手の過失100%なので、慰謝料はたっぷり頂くつもりです。
なお、今回の入院費用、治療費などはすべて相手の自賠責負担となっています。当然ですが。

先日、警察署へ赴き、調書作成のため約1時間半の取り調べを受けました。
担当の警察官によると、相手側の運転手は過失運転致傷に該当し、免停2~3か月相当になるだろうとの事。
相手は正直に事故の原因を話しているようですし、事故当時の私への対応を見ても反省しているのは分かっているのでこれ以上咎めるつもりはありませんが、しっかり反省してもらいたいですね。

警察対応はほぼ終わったようですが、通院や弁護士を通した相手側の保険会社とのやりとりはまだ続いています。
ただ、私は元気なのでご安心ください。
また、皆さんも事故には充分にお気を付けください。
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2 コメント

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Unknown (809080908090)
2025-02-02 18:02:51
えーっ!えーっ!えーっ!
死にかけたようなモノなのにライブ行くんかーい!😅
推しの力恐るべし✨
アイドルって凄いな🤔って、感心してる場合かーい!
まだお若いのに、気の毒過ぎて…😢
それにしても事故に遭いながら、物凄く冷静でしたね…
お金では絶対に買えない健康な身体を、何の落ち度も無いのに傷付けられるのは悔しくてなりませんね!
最近はスマホ見ながら運転なんて珍しくもないので、ボクは『運転手を見たら殺人犯だと思え!』位の感覚でいます。

とは言え避けようも無い事故、青信号すら信じられないなら『歩くな!』って事か!😡って感じです。

人を跳ねて◯しても平気なドライバーもいるので、まだまともな運転手だったのだとは思いますが…
受けた痛みや苦しみ、今後の生活を考えると何百万貰ったとしても…😓
いや、お金じゃないな…やっぱり
ボクも怪我で入院や手術の経験が何度かありますが、思い出したくも無い程とにかくキツイですからね。

最近は廃墟も行かれてないようなので、変なモノが憑いている訳でもないとは思いますが、より用心される事と早期回復を願うばかりです🙇

それにしても手術前にライブ😅
加藤史帆さんもアイドル冥利に尽きる事でしょう…
返信する
>809080908090さん (ホルマリン)
2025-02-02 18:14:52
この度はご心配おかけしました。
母のブログにも励ましのコメントありがとうございます。

今回は家族に呆れられるのを覚悟で強行しました……自分でもオタクの鑑だと思います(笑)
ただ、ライブの思い出のおかげで苦しい入院期間を乗り越えられたと思います。
推しの力ってすごいですね……

顔面を壊されているわけですし、家族や友人らに心配や悲しい気持ちをさせてしまっているので加害者の犯した罪は大きいですね。事故前の状況には絶対戻らないわけですし。
今回の事故は全くもって避けようがありませんでした。通勤中にひどい運転をあちこちで見かけており「どうなってるんだ最近は」と思っていた矢先の出来事でした。

ちなみに退院後、奇しくも同じ時間帯に事故現場を私の運転で左折したのですが、あそこで人を撥ねるのはありえないです。完全に相手の不注意ですね。
どうかノグさんも事故に巻き込まれないよう十分にお気を付けください。ありがとうございます。
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