toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

ゴマサバ丼

2005-08-11 22:22:10 | JOG家の晩メシ
僕は三重県志摩市に住み着いて8年目になっています。
その前は7年ほど福岡県に住んでいました。福岡というところはまさしく九州の首都といったところで独特の雰囲気を持つ愉快なところです。そして食文化についても独特な部分が見受けられます。
その中の一つにゴマサバという料理というか酒の肴があります(標準和名ゴマサバという魚がいますが、ゴマサバは一般的にマサバを用いた料理であると思います)。簡単に言うと生のサバを醤油でヅケにしてスリゴマを多量にまぶして、キザミ海苔、ワサビでいただくような料理です。これがメチャメチャうまいんですわ。

魚のなかでもイワシ、カツオ、サンマといった青物の刺身はうまいですが、サバの刺身も例外ではありません(というよりイワシやサバは本当にこんな価格設定でよいのか?というぐらいウマイと思います)。ただ、サバは身が腐敗するのがとても早く、なおかつサバ肉にはアニサキスという線虫が寄生していることがあるために、生食ずに酢でしめたキズシというかシメサバを食するのが一般的であると認識しています。
僕がサバを生食することができたのは、福岡のゴマサバ、屋久島の首折れサバ、大分の関サバ、和歌山のサバ刺身定食だけです。水揚げ後の流通が確立されていないと生食は難しいのでしょうねえ。

っと、前置きがダラダラ気味ですが、今日嫁ハンの友人が釣りに行っていたそうで、ありがたいことにお魚を多量にいただいてしまいました。その中に30cm級のサバがいてくれました。もう、僕としては喜びいさんで生食決定で、あっという間に3枚におろしてゴマサバにしてしまいました。
ところが、一点誤算がありました。というのも刺身醤油がなくてウチには濃口醤油しかなかったのですわ。ミリンと砂糖で味を整えたつもりでしたが、仕上がりが辛く感じるような出来になってしまいました。
打開策として丼メシに乗っけて食ってみました。酒の肴をドンブリに仕立てるという暴挙ですが、これがアタリでした。ウマイんですわぁ。
生で良し、焼いて良し、ミソ煮で良し、ほかにも何でも良し!!なサバの偉大さを再認識してしまった晩メシでした。(でも明日お腹ピーピーになりませんように)