新古今和歌集の部屋

高砂神社 御神木いぶき 奉納玉垣和歌(一部)

高砂神社 御神木いぶき 奉納玉垣和歌


いたづらに世々はふるとも高砂の

松はわがごと物は思はじ

(李花集 雑歌 宗良親王)

 

いつしかと思ふあたりへ印南島

こよひ計(ばかり)は舟とゞむべき

(歌枕名寄 巻第丗一 山陽部上 播磨国印南篇 島 懐中 衣笠内大臣)

 

高砂の松としきかばいかばかり

磯辺の浪のいそがれもせむ

(林葉集 俊恵)

 

かくばかり浪はあらへど高砂の

松はつれなく色もかはらず

(林葉集 俊恵)

 

朝がすみ消え行くままに高砂の

松のみどりのふかくなるかな

(別雷社歌合 十九番右 顕昭)

 

高砂の松におくれてたつ浪の

かへるけしきぞ我が身なりける

(散木奇歌集 巻六 悲嘆 源俊頼)

兵庫県高砂町 高砂神社

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