年ごとに生そふ
竹の
世ゝをへて
かはらぬ
色を
たれとかは見む
新古今和歌集 賀歌
延喜御時屏風
年ごとに生ひそふ竹のよよを経てかはらぬ色を誰とかは見む
よみ:としごとにおひそふたけのよよをへてかわらぬいろをたれとかもみん 隠
備考:貫之集に「延喜四年九月法皇の御六十賀京極御息所のつかうまつり給ときの御屏風のうた十一首」とあるが、伊勢集にも「亭子院六十御賀京極の宮す所つかうまつりたまふ御屏風の歌」と収載されている。
打曇 上藍下紫台紙
年毎の哥
藤波三位景忠卿御娘
藤波景忠
正保四年(1647年)―享保十二年(1727年)
父藤波友忠 伊勢神宮祭主(1661-1713)
1685 従三位
1687-1717 神祇大副
1687 正三位
1698 従二位
娘(式部権大輔 勘解由小路光潔室)
三位は、1685年から1698年より前。
千波家女御染筆
不明
令和2年4月2日 點零々壱