新古今和歌集の部屋

兼載雑談20 清水柳蔭、我さへ忍草

兼載雑談

一、道のべの清水流るゝ柳かげしばしとてこそ立ちとまりつれ
是もけれにては、曲なかるべし。
一、住みかねて我さへのきの忍草しのぶかた/"\しげき宿かな
周防の内侍、家を賣りてよめるうたなり。

※道のべの
新古今和歌集 夏歌
題しらず
                西行法師
道の邊に清水流るる柳かげしばしとてこそ立ちとまりつれ

※住みかねて
金葉集
 家を人に放ちて立つとて、柱にかきつけ侍りける
                周防内侍
住みわびて我さへのきのしのぶ草しのぶかたがたしげき宿かな



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