明月記 元久二年 閏七月 二十五日。天晴る。殿に参ず。仰せに云ふ、新古今に猶出さるべき歌多しと云々。仍て書き出さる。午の時許りに御共して中御門の造作所に参ず。小時ありて院に参ず。神泉に御幸了りて、退下す。