新古今和歌集の部屋

絵本木曽義仲一代記 篠原の戦 蔵書


 
つゞき 爰に平家の侍士武藏國の住人長         ◑中に隔てた
井の齊藤別當實盛は七十有餘に               る實盛
年闌たれば今は後栄の恃みたく                に押
赤地錦の直垂に黒糸威の                並べて無手と
鎧を  着み十八差◯たる                組む實盛心
征矢  負て只一人進み出                  得て
生死 知ら                          己
ずに 戦ひけり                      手塚
木曽 の手に                      が郎等
信濃 國                        にやと云ひ
の住                          さま鎧の押
人手                         付の板をつか
塚太郎△                          み左り

    △光盛という者                   の手に
    あり實盛                       て手
    を目が                        綱か
     けて                         ひ
   進み懸る                         く
    既に組                         り
   んとなしけ                       左右
   る折手塚                        の鎧
    が郎等主に組                    を強く
   せじと馬手に                     ふんで
   並んで◑                       馬の腹
                              に引付
                         提げもて行くに足
                       は地より一尺ばかり 次へ
 
 
△→△、◑→◑の順に読む。

コメント一覧

jikan314
@3948thankyoufoureight Shanxi様
今日で義仲は、終わりましたが、次の物語なども計画しております。
又御来室頂ければ嬉しいです。
拙句
すすき揺れ代はりに鳴くや巴姫
3948thankyoufoureight
ありがとうございます。さすがjikan314先生だと思い尊敬しております。
💐👌🐻
jikan314
@3948thankyoufoureight Shanxi様
コメントとても嬉しいです。
源義仲って、木曽の粗野な乱暴者として大河でもあまり省みられる事はありませんが、江戸時代はとてもファンが多く、かの松尾芭蕉も自分の墓を大津の義仲寺にと遺言したくらいです。
このページに書かれている松殿の娘は、後に曹洞宗の祖、道元禅師を産み、宗教界に大きな影響を及ぼしました。
又ご覧頂ければ幸いです。
拙句
兼平の忠義を偲ぶかれすすき
3948thankyoufoureight
先生おはようございます。
昨日は珍事件を見つけて夜中でしたが投稿していました。
このblogで何回か悲しみを体験していましたが、最大の喜びも与えられました。
先生も既に訪問してくださり本当にありがとうございました。感謝します。
先生の過去の紹介された作品は長い時を経て今日遺された遺品で素敵な文学作品なのだと感じています。
しかも、解読が難解。それが出来るのも先生の能力なのだと感じました。
良い日々を。
Shanxi.記す。
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