木
曽
義
仲
つゞき
◑
陣を取れば 去て馬場
平家は之に の邉に扣へ
向はんとて 赤旗を山々岡々に立て
峠を 並べた。源氏は良計を
幕の中にめぐらして
大夫坊覺明 左右なく
寄す。
▲
▲源平兩陣の
間わづか二町には過ざり ◯願書一紙を
けり。木曽は軍を急がずまづ垣生の 認め之を ◑宮の御宝前に捧げ
八幡宮の社前に到り大夫坊覚生をして◯ 新八幡 ◑ 然して礪並山
つぎへ
※右頁は、▲→▲、◯→◯、◑→◑の順に読む。