見出し画像

新古今和歌集の部屋

俳諧七部集 春の日 逃れたる人の許へ行とて 蔵書

春の日

 

 

 

 

のがれたる人の許へ行とて

みかへれば白壁いやし夕かすみ   越人

古池や蛙飛こむ水のをと      芭蕉

傘張の眠り胡蝶のやどり哉     重五

山や花墻根/\の酒はやし     亀洞

花にうつもれて夢より直に死んかな  越人

 

みかへればしらかべいやしゆふがすみ    越人(霞:春)
ふるいけやかはづとびこむみづのをと     芭蕉(蛙:春)
かさはりのねむりこてふのやどりかな     重五(胡蝶:春)
やまやはなかきねかきねのさかばやし     亀洞(花:春)
はなにうづもれてゆめよりすぐにしなんかな  越人(花:春)
 
 
※傘張の 荘子の胡蝶の夢を踏まえる。
 
※花にうづもれて 新古今和歌集切出歌 西行
ねがはくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ
を踏まえる。
 
 
見出しは、三重県伊賀市蓑虫庵
江東区清澄公園
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「俳句」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事