新古今和歌集の部屋

新古今和歌集仮名序6 近衛豫楽院筆

新古今和歌集仮名序

 


 

ゆきつもるとしのくれまで

におりにふれたるなさけなる

べし。しかのみならずたかやに

遠きをのぞみて民のときを


 

しりすゑのつゆもとのしづ

くによそへて人のよをさと

りたまぼこのみち野べにわか

れをしたひあまざかるひなの


 

ながぢにみやこをおもひたか

まの山のくもゐのよそなる人

をこひながらの橋の浪にくち

ぬる名をおしみてもこゝろ

 

仮名序訳

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