新古今和歌集仮名序 ゆきつもるとしのくれまで におりにふれたるなさけなる べし。しかのみならずたかにやに 遠きをのぞみて民のときを しりすゑのつゆもとのしづ くによそへて人のよをさと りたまぼこのみち野べにわか れをしたひあまざかるひなの ながぢにみやこをおもひたか まの山のくもゐのよそなる人 をこひながらの橋の浪にくち ぬる名をおしみてもこゝろ 仮名序訳