新古今和歌集の部屋

明月記 元久元年異母姉死去 かささぎの渡せる橋

明月記 元久元年

九月
七日。微雨。前大僧正御坊に参ず。見参の後、中納言殿に参ず。夕、殿に参ず。仰せて云ふ、隆保朝臣の妻、死去するの由を聞く。汝軽服か。神事の間、早く除服し出仕すべしと。逐電して退出す。件の女房、近衛院備前内侍(源季兼朝臣の妹)の腹なり。予が姉と云々。少年より、彼の朝臣の妻となる。遠行の時出家。年来聞くと雖も、未だ対面せず。

十二日。霖雨、初めて晴る。暁に除服し了んぬ(少女二人、之に同じ)。今日、御精進屋に御幸。殿上人少なしと云々。後に聞く、経通御剣を取ると(上臈実宣参ずと云々)。


皇嘉門院備前内侍(近衛院備前内侍) - 木工権頭源季業妹
   ├二条院兵衛督 - 左馬頭源隆保の妻
藤原俊成
   ├八条院三条─俊成女
   ├八条院権中納言(延寿御前)
   ├八条院按察
   ├藤原成家
   ├建春門院(八条院)中納言(健御前、九条尼)
   ├藤原定家
美福門院加賀

   ├八条院坊門局
六条院宣旨
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