石田吉貞 著
新古今世界と中世文学(下)
北沢図書出版
著者:石田吉貞
初版:昭和47年11月15日
発行:北沢図書出版
目 次
第三編 作家論
第一 西行の家族的周辺
一 在来の研究
二 男子について
三 女子について
第二 俊成終焉記
(附)定家母歿年考
第三 俊成卿女と越部禅尼
一 俊成の子女
二 俊成卿女の素性
三 人としての俊成卿女
四 歌人としての俊成卿女
五 越部禅尼
第四 俊成卿女の称呼と俊成養女説について
一 新参という名
二 少将という名
三 俊成養女説と俊成卿女という名
第五 宮内卿歿年考
一 はしがき
二 『明月記』の記事
三 隆範
四 宮内卿局
五 宮内卿の歿年
六 むすび
第六 藤原為家の生涯
一 出生と遺伝
二 幼少時代
三 青年時代
四 壮年時代
五 老年時代
第七 藤原為家の人物
一 はしがき
二 為家の人物ー才能ー
三 為家の人物ー性格ー
第八 鑁也と露色随詠集
一 はしがき
二 作者
三 露色随詠集
第九 法眼源承論
一 家族的位置
二 歌壇的位置
第一〇 頓阿
第一 頓阿の生涯
一 家系
二 若き日の頓阿
三 為世時代ー東山時代ー
Ⅰ 二条派失意時代
Ⅱ 二条派得意時代
四 為定時代
Ⅰ 足利氏と頓阿
Ⅱ 草庵成る
Ⅲ 為定の死
五 二条家遺孤時代ー蔡花園時代ー
Ⅰ 西洛の蔡花園
Ⅱ 晩年の頓阿
第二 人間頓阿
一 世間性と歌人性
二 真摯・純一
第三 頓阿の和歌
一 二条派歌学と頓阿歌学
二 頓阿歌学の本質論
三 頓阿歌学の風体論
四 頓阿歌学の作法論
第四編 中世文学の展開
第一 中世斜陽貴族の文学に現われた思想
一 概説
二 無常思想
三 王朝憧憬の思想
四 花鳥風月の思想
五 宗教思想
六 皇室尊崇の思想
七 道の思想
第二 平家物語の抒情性
一 はしがき
二 平家物語の抒情の生成
三 平家物語の抒情性の本質
第三 鎌倉文学圏
一 はしがき
二 源氏将軍時代
1 頼朝・頼家時代
2 真朝時代
三 藤原将軍時代
四 宗尊親王時代
1 歌壇の情勢
2 東撰和歌六帖
五 惟康親王以後
第四 宇都宮歌壇とその性格
一 宇都宮歌壇の歴史
二 新和歌集
三 歌壇の構成と他歌壇との関係
四 宇都宮歌壇の業績と性格
第五 中世初期連歌の賦物
一 はしがき
二 『明月記』に見える賦物
三 賦物の種類と変遷
四 賦物は何のために用いられたか
五 連歌と句数
第六 続歌考
一 はしがき
二 続歌とは何か
三 着到との別
四 探題との別
五 史的展開
第七 草庵文学論
一 草庵文学と中世文学
二 草庵文学の本質
三 草庵文学の成長
四 むすび
第八 漢文日記について
一 日記の語義
二 漢文日記の種類
三 漢文日記の内容
四 漢文日記の文章
五 漢文日記の文学性
第九 健寿御前日記の書名は改むべきか
一 はしがき
二 『明月記』における記述
1 健御前に関する記述
2 延寿御前に関する記述
3 竜寿御前に関する記述
4 愛寿御前に関する記述
三 いずれが真の名か
1 健御前か健寿御前か
2 健御前はいかに呼ばれたか
四 健御前の日記の書名はいかにすべきか
第一〇 中世日記・紀行文学
一 概説
二 歌人的系統のもの
三 公家系統のもの(漢文日記)
四 中間的階層のもの
五 連歌師的系統のもの
索引
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