山家集
西行法師
あはれいかに
くさばのつゆの
こぼるらむ
秋風たちぬ
宮ぎのゝはら
新古今和歌集巻第四 秋歌上
題しらず
西行法師
あはれいかに草葉の露のこぼるらむ秋風立ちぬ宮城野の原
よみ:あわれいかにくさばのつゆのこぼるらむあきかぜたちぬみやぎののはら 有定隆雅 隠
意味:ああ、どれくらい草葉の露が零れているだろうか。秋風が吹き始めた宮城野の原は。
備考:歌枕 宮城県仙台市宮城野で萩が有名。御裳裾川歌合 。八代集抄、歌枕名寄、定家十体事可然様、美濃の家づと、常縁原撰本新古今和歌集聞書、新古今抜書抄、新古今注、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)
仙台市宮城野区榴岡4丁目12−5第一さくらビル前 宮城野通南側歩道内
筆者
歌:藤原定家
作者:藤原俊成