新古今和歌集の部屋

新古今和歌集 打雲表紙本 冷泉家時雨亭文庫

新古今和歌集 打雲表紙本

冷泉家時雨亭叢書八十八巻
発行:朝日新聞
初版:2014年12月1日

冷泉家時雨亭文庫の影印本
室町時代前期と思われる書写本を、江戸時代中期の冷泉為久が、表紙に打雲を使い改装したため、同文庫の他の新古今和歌集と区別するため、打雲表紙本としている。
春歌上~羇旅歌の上巻のみ。表紙に下不足と有る。
巻頭に真名序、仮名序、十巻末に隠岐本識語が有る。
表紙 前見返しに
此新古今上巻流布本不異。但此奥ニ有如跋
一段。後鳥羽上皇於隠岐令撰改給時召加御
御製跋也
と為久の紙片が有る。
切出歌を含まない。
離別歌登蓮法師歌882「帰り来むほどをや人に契らまし忍ばれぬべきわが身なりせば」が巻第九軸に重複。
歌順が
春歌下108,111,109,110,112…144,143
賀歌753,755,754,756
哀傷歌831,833,834,835,832

真名序 題は謌、文は歌
仮名序 哥
題名 歌
巻名 哥
詞書 哥、謌、歌

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