新古今和歌集仮名序 も空飛とりのあみをもれ 水にすむうほのつりをのが れたるたぐひむかしもなきに あらざればいまもまたしらざ るところなり。すべてあつめた る哥ふたちゞはたまきなづ けて新古今倭歌集といふ。春 霞たつたの山にはつ花をし のぶよりなつはつまごひする 神なびのほとゝぎす秋は かぜにちるかつらぎのもみぢ冬 はしろ妙のふじの高根に 仮名序訳