持統天皇
春過て
なつ
来に
けら
し
白妙
の
衣ほす
てふ
あまの
かぐ山
新古今和歌集第三 夏歌
題しらず 持統天皇御歌
春過ぎて夏來にけらししろたへの衣ほすてふあまのかぐ山
よみ:はるすぎてなつきにけらししろたへのころもほすちょうあまのかぐやま
意味:春が終わってどうやら夏になったらしい。天の香具山では、田植え前の五月女たちの斎衣の白い衣を干すのがみえますから。
作者:じとう645~702天智天皇の鵜野讃良皇女、天武天皇の皇后。
備考:八代抄、歌枕名寄、新古今抜書抄(松平文庫本)、九代抄、九代集抄、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)
万葉集巻第一 28 雑歌
藤原宮御宇天皇代
春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山
令和2年10月16日 弐