新古今和歌集の部屋

春歌下 花見雨

新古今和歌集 巻第二春歌下

 題しらず      山部赤人

春雨はいたくな降りそ
       さくら花

     まだ見ぬ

 人に散らまくも

惜し

 

 


読み:はるさめはいたくなふりそさくらばなまだみぬひとにちらまくもおし

意味:春雨よ。強く降らないでおくれ。桜の花をまだ観に来ていない人がいるのに、散らしてしまうにはとても惜しいから。



万葉集 巻第十 1870
春雑歌 花を詠む   読人不知
春雨者 甚勿零 桜花 未見尓 散巻惜裳

醍醐寺の桜

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