巻第十一 恋歌一
990 よみ人知らずよそにのみ見てややみなむ葛城や高間の山のみねのしら雲991 よみ人知らず...
巻第十二 恋歌二
1081 皇太后宮大夫俊成女 下もえに思ひ消えなむけぶりだにあとなき雲のはてぞ悲しき 1082 ...
巻第十三 恋歌三
1149 儀同三司母忘れじの行末まではかたければ今日をかぎりの命ともがな1150 謙徳公限なく...
巻第十四 恋歌四
1234 清慎公 宵々に君をあはれと思ひつつ人にはいはで音をのみぞ泣く 1235 よみ人知らず ...
巻第十五 恋歌五
1336 藤原定家朝臣 白栲の袖のわかれに露おちて身にしむいろの秋かぜぞ吹く 1337 藤原家隆...
巻第十六 雑歌上
1435 皇太后宮大夫俊成年暮れし涙のつらら解けにけり苔の袖にも春やたつらむ1436 藤原有家...
巻第十七 雑歌中
1586 河嶋皇子白波の浜松が枝のたむけぐさ幾世までにか年の経ぬらむ1587 式部卿宇合山城の...
巻第十八 雑歌下
1688 菅贈太政大臣 足曳きのかなたこなたに道はあれど都へいざといふ人のなき 1689 菅贈太...
巻第十九 神祇歌
1852 (よみ人知らず)知るらめや今日の子の日の姫小松生ひむ末まで榮ゆべしとは1853 (よ...
巻第二十 釈教歌
1917 (よみ人知らず) なほ頼めしめぢが原のさしもぐさわれ世の中にあらむ限りは 1918 (...